洋服と表現

ぼくが洋服を好きなのは、それ自体に芸術的な美しさを感じているからです。

柄や色使い、デザインはもちろん、生地感やシルエットに美しさを感じる。

いわば、着れるアート作品だと思っているんです。

 

外へ出れば、お店へ足を運べばたくさん並んで売られているそれら。

その中から、自分の好みやこだわりを持って、好きな洋服を選んで買って、自分なりにコーディネートを考えて着る。

 

その行為、選ぶ服に自分の好みというものが明確に表れているので、自分で着る服を選ぶということは、立派な自己表現方法のひとつだとぼくは思っています。

ぼくはこういう人間だ、こういうものが好きなんだ、ということを、服を選ぶという行為を通じて自分でも確かめていく。

 

過去に、人の目を気にして洋服を選んでいた時期が、ぼくにはありました。

こういう服を着ていれば、人からお洒落に見てもらえるかな、なんて考えたり、人から変わり者と思ってもらえるかな、と意図的に狙ってみたり。

 

しかし、そういった考えで洋服を選んだり、着たりしていれば、それらにはすぐに飽きてしまうことにも気が付きました。

 

そのことに気付いてからは、もう他人にどう思われたっていい。

ただぼくは自分が好きなように服を着るし、服を選ぶようにしています。

 

洋服の記事を、ブログを書いているから、仮にも「ファッションブロガー」であるぼく。

そうやって生きているぼくを知っている、近くにいる人に、以前「本当はお前、お洒落じゃない説あるよね」と言われたことがありました。

 

心底、うるせえなと思ったことをよく覚えています。

あなたに、他の人から、お洒落に見られたいと思ってなんて、ぼくは洋服を着ていないんだ。

 

洋服は、着ることができる芸術作品、アートである。

その尊さが分からないから、いわゆる「モテファッション」「平均的であること」を考えて服を着ている人には、ぼくが考えていることなんて分からない。

そして、無理に分かってもらおうとなんて微塵も思っていません。

 

スポンサーリンク

服を通じて行う、真の表現活動とは何か

ぼくはそうやって考えて、これまで服を着てきました。

そして、これからもぼくにとって洋服とは、そういうものです。

 

自分で洋服を選ぶことで、それらを着ることで自分を表現する。

それはもちろん素敵なことだし、買い物をしながら毎回、大げさに言ってしまえば心の奥底にいる己と真っ正面から対峙している感覚すらあります。

 

お前はどうしてそれを選ぶのか、着たいのか。

その理由は何なのか?どうしてなのか?

考えているうちに、自分の心の奥底にある本当の気持ちというか、考えていることというか、ぼんやりとそんなものが見えてくる気すらしています。

 

しかし、ぼくは思ってしまいました。

好きな服を着て自分を表現することでは、自分が持っている本当の気持ちや考えていること、感情や思想を表現することはできないのではないか。

 

作られたものを使って、着て自分を表現する。

売られている洋服が既に1として、それらを自分でコーディネートして、100にする。

よく聞く表現で例えるなら、これは1を100にする行為。

 

それも素敵なことだけれど、本当に自分の気持ちを表現するならば、それをどこまで繰り返してもモヤモヤが残るだけだと考えてしまいます。

0を100にする。自分の中にある0から、何かを生み出すこと。

 

それはつまり、自分で洋服を作るということです。

ボディーは既製品でもいい。自分でそこにデザインを乗せること。

それをやってみて初めて、ぼくの心の中にあるモヤモヤが晴れるのかな、と最近は考えています。

 

今までも洋服を作ってはみましたが、有名なストリートブランドのパロディーだったりして。

そうじゃなくて、自分の手を使って、自分の内側に眠っているこのモヤモヤを表現すること。

それをやってみたいとぼくは思いました。

 

Illustratorを使えるようになって、自分でデザインしたTシャツを売ってみること。

それをぼくは、7月までにやってみたいと思います。

そういう、0からモノを生み出すことが、それこそが真の表現だと思うから。

 

ぼくはもう1年以上、radioDTMというメディアのお手伝いをさせて頂いています。

Podcastで配信されている、ネットラジオ。

スマホを持っている人なら、パソコンを持っている人なら今すぐ聞けるので、是非聞いて欲しいんです。

 

そこには、毎週ミュージシャンの方がゲストとしてやってきます。

自分で曲を作って、アルバムにしたりして、配信したりCDにして売ったりしている人たち。

 

有名だとか無名だとか、売れているとかそうじゃないとか、そんなことは抜きにして、ぼくはそうやって創作活動を、表現活動をしている人たちは、本当にすごいなと思っています。

だって0から作品を、モノを作り出しているんですよ。

 

そりゃあ、少しの音楽理論だったり、作曲をするにしてもギターを使うなら、コードの抑え方といった基本的なことは知っていなくちゃいけません。

ただ、そういった素材を使ってモノを作り出す。

 

これって、本当に偉大ですごいことだと思うんですよね。

自分で0から作品を生み出して、それを世に発表すること。

 

ひょっとしたら誰にでもできることかもしれません。

それでも、いざその一歩を踏み出して、実際にそれをやっている人って、全人口においてほんの一握りだと思うんですよね。

 

ぼくもそちら側へ回りたい。

自分のことを表現したい。

0から作品を作り出して、自分の内側でずっと渦巻いているこのモヤモヤを吐き出したい、表現したい。

 

このモヤモヤがもう、ずっと渦巻いていて、とにかく気持ち悪くて仕方がないんです。

ぼくは表現をする。洋服を自分で作ることで、このモヤモヤをぶちまけるような表現をします。

 

まずはTシャツを作るんだ。

ワクワクしています。

一点モノのハンドペイントTシャツを販売中

某ブランドのパロディーTシャツを販売していたところ、本家からお叱りを受けてしまいました。

よってプリント部分を隠しつつ、ハンドペイントやブリーチを施してオリジナルのTシャツにリメイク。

それぞれ完全に一点モノとして生まれ変わったTシャツを販売しています。