黒いトップスと合わせたい。女性的シルエットと雰囲気のラップデニムパンツ

以前、別の記事でもご紹介しましたが、ぼくは最近グレーのスラックスを購入しました。

そちらの記事でも「グレーのスラックスは黒と相性がいい」とご紹介しましたが、それ以降は今まで以上に黒いトップスにも目が行くようになって。

 

つい昨日、友達に「洋服って自分が今まで興味のなかったものに対して、あるとき突然興味を持ち始めることってあるの?」と聞かれたのですが、とてもタイムリーな話。

音楽が好きな友達で、彼は「今まで聞いてこなかった音楽も、ふとした人の影響だったりで気になる瞬間がある」と言っていました。

 

「洋服に関しても全く同じことを思うよ」とぼく。

ニルヴァーナの音楽を聞いて、古着に対して持っていた「ボロボロでみすぼらしい」という意見が、カート・コバーンに出会って「格好いい」に変わった経験をした人もたくさんいるはず。

 

何かしらの経験やふとしたきっかけから、世界って広がっていくものだと思うんです。

人間は自分が知っていることしかできない。

逆に言えば、今まで知らなかったことを知った途端、それを新鮮に感じるもの。

 

ぼくはグレーのスラックスを手に入れた途端、今まであまり見向きもしなかった黒いトップスも、服屋さんへ行った際には手に取ってみるようになりました。

昨日の記事でご紹介したジャケットなんかも、まさにその一部だったり。

 

そして、今回ご紹介したいジーンズもまた、「これも黒いトップスとの相性が良さそうだな」と思って買ったもの。

というよりも「これを黒いトップスと合わせたいな」と、自分の意見が前面に出てきたので買ってみたアイテムです。

 

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渋い色の落ち方をしたCosmic Wonderのラップデニムパンツ

Cosmic Wonder (コズミックワンダー)、初挑戦のブランドです。

これがお店に並んでいるのを見たとき、最初はその独特の色味に惹かれて手に取りました。

 

都内のリサイクルショップにて購入したブランド古着で、そんなに新しいものでもないと思うので、恐らく経年変化に伴ってインディゴ染料が落ちた結果。

ぼくが持っているA.P.C.のPETIT STANDARDや、これまでにブログでもご紹介させて頂いた様々なジーンズともまた違った色味をしています。

 

調べてみると、これは本藍染めと呼ばれる、化学物質を使用せずに古来から伝わる伝統的かつ正統派な方法で染められたジーンズのようでした。

化学技術の発達した今では、古来より伝わる技術や技法もより簡易的に再現できるようになっています。

しかし、どんな分野でもそれを使えば楽をできる分だけ、受け継がれてきた伝統だけが持っている深みや独特の雰囲気は失われてしまうもの。

 

人類最古の染め技術として、6世紀にはその記録が残っているという本藍染め。

A.P.C.のジーンズが海のように鮮やかな色味をしていることに比べ、本藍染めのジーンズはやや青黒く、深みのある美しさを持っていることが魅力です。

 

とはいえ原料を熟成させる期間によっても色の濃さは違ってくる。

今回ご紹介しているCosmic Wonderのジーンズに関しては比較的薄い色をした染料で染められたように思います。

 

本藍染めによって染められたジーンズは、色落ちをしても染料が完全に抜けきるというよりは、生地の奥底にまで浸透している様が覗けるような。

”べったりとした染まり方”という表現が近いように思っています。

 

女性的なシルエットが特徴のラップパンツ

ラップパンツという名前の由来は、フロントが巻いたようなデザインになっているから。

 

ヒダの部分をボタンで留めて、外からも見えるアイコニックな部分はホックで留める仕様になっています。

 

後ほど載せる着用画像が分かりやすいと思いますが、ほんの少しだけ裾が広がった作りになっているようにも思いました。

とても控えめなパンタロンのような。

 

渋く色落ちした、水色と呼んでしまっては少し物足りない色味のジーンズ。

そんな色味のラップパンツ。

それも裾が広がったデザインとなると、ぼくにはどこか女性的なイメージがあります。

 

しなやかで、奥に強さを秘めた女性が穿くボトムス。

Cosmic Wonderというはメンズもレディースも展開していますが、どこか中性的な雰囲気の漂ったブランドです。

同一アイテムをサイズ違いでメンズ、レディースと展開することが多いブランド。

 

そんなブランドが提案するアイテムだからこそ、性別に縛られないアンニュイなコーディネートを楽しめる。

スカートを穿くことは生涯ないと思いますが、”やりすぎない”範囲で新しい世界を見せてくれるブランドだな、と思っています。

 

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パンクな雰囲気を感じさせる、ストンと落ちた潔いシルエット

身長178cm、体重64kgのぼくでサイズ1を着用しています。

特に美しいのは、横から見たときのシルエット。

 

生地にはある程度の重みとオンスがあるので、重力に従って地面へ向かいストンと落ちる潔い見た目に。

白無地のサーマルTシャツと合わせたシンプルなコーディネートを組むだけでも、既にその魅力と色気がムンムンに出ています。

 

パンクな雰囲気を感じさせるシルエットに、女性的なしなやかさも兼ね備えている。

最初からこんな風に色落ち加工された状態なら、Cosmic WonderではなくHYSTERIC GLAMOURがレディースで展開していそうな。

 

そこをより女性的な雰囲気のラップパンツにしている、というところがCosmic Wonderらしさを保っている部分でもあります。

実際にぼくも、もしウエストがラップパンツでなければパンキッシュなイメージが強すぎて、きっと購入を見送っていました。

しなやかな強さを表現しながらも、やり過ぎないまとまり方になるよう調整して取り入れたディテールだったのでしょうか。

 

ぼくが持っているiroquoisのGジャンと合わせてみたのですが、こうして見ると、このままの格好をした大人っぽい女性って街中にはごく普通にいらっしゃいますよね。

特に何かに目覚めた、という訳ではありません。

ただ、とても不思議なアイテムだなと、改めて自分でも着用画像を見て感じています。

 

もう少し男性的なコーディネートに近付けてみると、こんな感じ。

シャツとカーディガンを合わせると流石にメンズっぽさが増してきます。

 

シャドーチェック柄をしたシャツとの組み合わせも、ぼくはとても大好きです。

このコーディネートも、インナーのTシャツを着丈短めにして、スニーカーかDr,Martenなんかを履けば相川七瀬風コーディネートにもなりそうな。

相川七瀬さんの曲はあまり聞いたことがないのでほとんど想像で言っていますが、どことなく雰囲気は捉えている気がします。

 

コーディネートのキャパシティを広げてくれる新鮮なジーンズ

何だかんだ言ってきましたが、今まではこういった女性的なアイテムに手を出したことがなかったので、少し新鮮な気持ちを感じています。

繰り返しますが、何かに目覚めたという意味ではなくて。

 

服屋さんへ行くといつも思うのですが、ビッグシルエットブーム以前からずっと、女性が男性服を買いに来ていても誰も何も感じたりはしませんよね。

単純にメンズ服をダボっと着る文化が根付いているのだと思います。

 

一方で、同じお店の中でも男性であるぼくらが女性服ゾーンに足を踏み入れることには、どこか抵抗もあるし周りの人からの視線も気になります。

これって純粋に、女性の方が着れる服の種類や選択肢がたくさんあって楽しそうだな、って思うんですよね。

 

そうでなくても女性服にはパターンやアイテムの種類がたくさんある。

男性服なんて数えるほどしかないので、コーディネートに飽きが来るのも早いんです。

 

ファッションにおける選択肢がたくさんある女性って、男性よりもコーディネートを組むのが楽しそうで羨ましいなと思っています。

繰り返しますが、何かに目覚めたという意味ではなくて。

 

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