ゆるカジコーデに相性抜群。暖かい色味をしたNEW YORKERのチェスターコート

1ヶ月ほど前に購入したチェスターコートのご紹介。

こちらのコートに関しては以前、動画を作ってYouTubeチャンネルでもご紹介したので記事にはしていませんでした。

動画と文章では、同じ服でも全然違った角度から言いたいことがあるだろうな。

そう思ったので、今回はこうして記事を書いています。

 

お時間のある方は是非、同じコートを紹介している動画もご覧頂けると嬉しいです。

 

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滅多にない即決買いを決めたNEW YORKERのチェスターコート

ぼくは洋服を買うときに、基本的にはどれだけ「いいな」と思った服であっても必ず試着をします。

サイズ感が合っているかはもちろん、自分に似合っているかどうかを知るために。

何より、洋服の魅力って袖を通さないと半分も分からないと思っているので、良さを心の奥底から理解するために。

買うか迷った服を試着してみると、良くも悪くも欲しくなってしまうことがあって困ったり、なんてことも多々ありますが・・・。

 

試着をして、お値段を見て、それでも基本的には「うーん・・・」と少し迷ってから購入に至ることがほとんど。

一方でNEW YORKERのチェスターコートに関しては、目にした時点で直感的に「これいいな」と思い。

袖を通して「絶対買う」と、年に2~3回あるかないかの即決買いを決めた貴重な1着なのでした。

 

それも興奮気味に。

普通なら、「いいな」と思った服を一旦放置して、店内にある他の洋服を全て見て。

その後でもまだ気になっていたら、もしくはずっと気になっていたなら、それが置かれている売り場に戻って初めて手に持っておくことが多いぼく。

このチェスターコートに関しては「そんなことをして、他の人に買われてしまったら本当に嫌だ」と思ったので、試着してすぐに手に持っておきました。

 

お値段も、とにかく安かったんです。

下北沢のブランド古着屋さんにて、2,300円。

 

NEW YORKERといえば定価こそ高いものの、そして今も現行で存在するブランドであるものの、基本的にはダンディーな大人の男性に支持されている。

若い人が多く集まるような下北沢のブランド古着屋では、そういったブランドに人気が集まることはないので、販売価格も非常に安くなっているんですよね。

 

ぼくがブランド古着屋さんを好むのは、ブランドどうこうで洋服の良さを判断する人にはなりたくないからなのでした。

自分の目で見て、触って着て初めて、自分が持っている判断基準でそれがいい服なのかどうかを判断できる人でありたい。

服そのものの価値を見極める目を持っていないと、ブランドビジネスに踊らされているような気がして嫌なんです。

 

NEW YORKERは有名なブランドですが、古めのジャケットやコートともなれば、モノによってはいくら安くても「これはちょっと・・・」と思うアイテムもあって。

その点を自分でしっかり見て着て確かめた上での即決でした。

お値段が安かったことは、判断スピードを格段に速くした理由のひとつ。

 

「これはちょっと」と思うのは、肩の入ったコートやジャケット

NEW YORKERをはじめとした、歴史が長く比較的年齢層も高めの方から支持を受けているブランドの洋服が若い人に不人気な訳。

最大の理由としては、特に古い古着ならコートやジャケットの場合、「これでもか」と言わんばかりに肩パッドが入っているものが多いことでしょう。

 

70年代〜90年代くらいにかけては、体格が良く男らしい見た目をしていることが「モテファッション」におけるポイントのひとつだったのでしょうか。

海外でも国内でも、これくらいの年代に販売されていたコートやジャケットには、多くの場合はがっつりと肩パッドが入っています。

 

裾へ向かうにつれてシルエットが広がるブーツカットジーンズと並んで、肩パッドの入ったコートやジャケットは今の時代、全く流行っていませんよね。

それどころか「古臭い」として敬遠されてしまっています。

この年代の海外古着にしても、ブランド服にしても肩パッドは多くの場合において標準装備されているので、なかなか選ぶのが難しいところ。

 

お洒落な古着を扱う古着屋さんではもちろん、今の流れにそぐわない肩パッドの入った服は並べていません。

コンテナ単位で仕入れて安く古着を売るお店にも立派なコートやジャケットは並んでいますが、そのほとんどはがっつり肩パッドの入ったアイテムです。

 

ぼくはBOOWYが好きでレコードを買い集めていたりするのですが、まさに「JUST A HERO」のジャケットに写った高橋まことさんが着ているコートのような。

この時代なら肩パッドを入れてでも男らしい印象を持たせること、そういったファッションが「格好いい」と支持を受けていたのだと思います。

 

今は真逆で、コートもジャケットも肩パッドの入っていないスタイリッシュなものを。

ボトムスも、裾へ向かって細くなっていくような「テーパードシルエット」が人気で、男らしさどころか、中性的な雰囲気が一般的な「普通」となっていますよね。

 

その点、ぼくが購入したチェスターコートに関しては肩パッドが入っていません。

全体を見たときに、流行りとは真逆の形をしたアイテムが多いことから「古臭いイメージのブランド」として一括りにされがちなNEW YORKER。

そうやって評価され値を付けられた中から、「これは全然そんなことがないぞ」と判断したからこそ、手間を掛けたからこそのお得な買い物だったのだと思っています。

 

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裏地、生地感、シルエット・・・。さすが一流ブランド、どこを取っても美しい

安い古着屋さんに流れてくるコートやジャケット。

品質だけを見たなら、とにかく素晴らしいとぼくは心の底から思っています。

日本でもアメリカ古着でも、国が潤っている時期に豊富な資金を注ぎ込んで作られた洋服は、現行のそれらよりも圧倒的にクオリティーが高いんです。

 

ただ、それでも個人的に敬遠してしまうことが多い理由は、先程も書いたように肩パッドによるゴリゴリのシルエットが理由。

そこが気にならないのなら、古着の良質なコートやジャケットは比較的安く手に入る。

気になってしまうから、個人経営の古着屋さんでしっかりとセレクトされたそれらを、少し高いお金を払ってでも手に入れたいのがこだわりというものです。

 

シルエットだけを見ても、お値段的には大当たりでしかない、今回購入したNEW YORKERのチェスターコート。

ですがぼくが購入を決めた理由はシルエットが美しいから、というものだけではありません。

他にもたくさんあるそれを、ひとつずつ見ていきましょう。

 

まずは裏地。

冬はニットやらを着込んだ上にアウターを着るので、それらのインナーと面するアウターの裏地は、実は重要な部分です。

 

それこそ古着なら、ウールのコートにも関わらず裏地が張られていないものもあったりして。

ニットも多くはウールで作られているので、その上から直にウール生地のコートを着るならばゴワッとした生地同士が擦れて起こる不快さは避けられません。

 

一方でインナーと擦れて摩擦を起こさないよう、しっかりと裏地が張られているコートならそんな不快感を感じることはありません。

単純に裏地があった方が風も凌げるので、防寒性も上がります。

 

安いコートなら裏地を上の方だけちょこっと縫い付けているだけ、なんてものもありますが、その辺りは流石のNEW YORKER。

上から下まで、コートの生地に沿うようにして張り巡らされています。

 

フォントからも古そうな雰囲気の漂う内タグ

写真を撮るのが難しかったので文字だけでの説明になりますが、何が凄いって胴裏には高級素材のキュプラを採用していること。

加えて繋がっているはずの袖裏にも同じキュプラを使うのではなく、わざわざポリエステルに切り替えているんですよね。

 

これによってそれぞれ、インナーに面する部分において最も快適と思える着心地が実現されているように思います。

袖裏なんて裏地がないとゴワゴワして袖を通すのも苦労しますが、これならスルッと通せるので非常に気持ちがいい。

 

肝心なコートの生地そのものに関しても、素材にはウールを80%、ナイロンを20%使っています。

ウール100%なら防寒性こそ増すものの、虫食いには弱くなってしまう。

その点を考慮して、化学繊維で虫食いに強いナイロンをいくらか配合しているのではないか、と思っています。

 

単純に防寒性の高いコートと判断するひとつの目安として、ウールは80%以上使っていて欲しい。

ツイードのような生地感にも見えますが、目が詰まった織られ方をしている上、厚みのある生地なので真冬でもばっちり。

シルエットはもちろん、生地感に納得していなければ絶対に購入を見送っていたはずです。

 

シルエットは、実際に羽織った写真を載せることが、お伝えするためにはいちばん。

やや細めの設計でありながら、細すぎるということはなく。

紳士に愛されるブランドらしく、スーツの上から羽織っても格好良く引き締めてくれるであろう、冒険し過ぎないスタンダードなシルエットをしています。

 

少し細めのシルエットをしたロングコートに、テーパードシルエットのボトムスを合わせるという、今どきの若い人から絶大な支持を受けているコーディネートを再現。

やってみて気付いたのですが、着丈の長いコートで腰回りを隠しつつ、テーパードシルエットのボトムスを合わせると普段よりも足が長く見えます。

 

足がどこから始まっているのかを誤魔化すコートの着丈と、視覚的に足を長く見せるボトムスのシルエット。

パッと見でスタイルが良く見えるので、多くの人に支持される訳ですね。

 

今の時代における王道のコーディネートでありつつも、どこか人と同じことはしたくないと思うのが捻くれ者の性。

インナーには個性的な柄のニットを差し込んで、カジュアルになり過ぎることを避けようとしています。

ぼくが単純に赤系ニットと茶系コートの組み合わせが大好きというのも理由のひとつですが・・・。

 

コートを着ているので分かりませんが、こちらのニットが個性的なのは柄よりもシルエット。

以前、記事にもしているので、こちらも是非読んでみてください。

 

ゆるカジ好きとしては、黒より手を伸ばしやすいのは茶系のコート

ゆるくてカジュアルな雰囲気のファッションが好きなぼくとしては、手を伸ばしやすいのは黒系よりも俄然、茶系のコート。

真っ黒なコートはどうしても、ぼくのような服装を好む人間にはスタイリッシュなアイテムに見えてしまいます。

 

こういった色味のアイテムを手にすると、古着やアメカジにも手を出している者としては、ふとブラウンズビーチジャケットへの憧れが頭を過ぎります。

ゆるい雰囲気もあるのだけれど、無骨で男臭い雰囲気も併せ持っているのが、ブラウンズビーチジャケットのアイテム。

ぼくの周りにいた古着好きの格好いい年上は、例外なく着こなしていました。

なかなかパッと手を出せるお値段ではないので躊躇いますが、いつかはそれが似合う男になりたいものです。

 

今回は下北沢のブランド古着屋さんで購入した、NEW YORKERのチェスターコートをご紹介しました。

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いわた

いわた

洋服の経年変化を愛でるファッションブロガー。自分で着たい服を作ることも。 個人ブログ「いわタワー」も運営しています。

【4月28日(日)】映画「The True Cost」上映会を開催します



2019年4月28日(日)に新宿にて映画「The True Cost」の上映会を開催します。

ファストファッション人気の裏で低賃金、重労働に苦しむ人々がいる事実を写したドキュメンタリー。

洋服が好きな人のみならず、全ての洋服を着る人々に見て欲しい作品なので、上映会を開催することにしました。

ファッションとは何か、なぜ人は服を着るのかを今一度考える機会に必ずなってくれます。