リバースウィーブの魅力に気付いてしまった。これ、沼にハマるやつ。

中毒者多数なのも頷ける。最高に心地いいスウェットです。

 

アメリカの老舗ブランド、Championの”リバースウィーブ”と呼ばれるスウェット。

ビッグシルエットブームに乗っかって今では新品も多数販売されていますが、求めているのはそれじゃないんですよね。

 

ずっと昔から古着好きの間で人気の絶えないアイテムのひとつ、Championのリバースウィーブスウェット。

ぼくは学生の頃にブランド古着屋でアルバイトをしていたのですが、正直なところ当時はその魅力が分かりませんでした。

見る人が違えば、ただの古そうなスウェット。他と変わらないように見えるのに、小さい頃に着ていたスウェットと似たような見た目なのに、4,000〜8,000円ほどでバンバン売れていく。

モノによっては1万円以上になったりして、それでも売れていく。

 

「うーん、ぼくにはイマイチその魅力が分からないな。でも、熱狂的なファンがたくさんいることは間違いない」

 

1年くらい前から、古着屋さんの多い柏に住んでいた影響でぼくは古着に興味を持ち始め、少しずつ手を出すように。

改めて首を突っ込んでみて思いましたが、古着の世界ってなかなか奥が深い。

柏には、日本一有名と言っても過言ではない原宿の某古着屋さん出身(って美容師さんに聞いた気がする)のオーナーさんが経営するお店があって。

古着が好きな方は「あそこの品揃えは半端じゃない。柏だったら間違いなくここだ」と口を揃えて仰る。

 

ぼくもそのお店で買い物をしたこともありますが、今のぼくがいきなりそのお店に足を運んだところで、知識不足のせいで120%は魅力を感じることができていない感覚があります。

知識とかどうとかは抜きにして、直感で「これ格好いいな」と思って買い物をするのは、もちろん楽しい。

でも、知識があった上で見た方がより楽しめると思うんですよね。

そうじゃないと、リサイクルショップに置いているものと同じような色味のデニムを見て「これ、何でこんなに高いの?」としか思えないはずで。

 

古着というものは、知れば知るほど面白くなっていく。今まで気付けなかった魅力に気付くことができるようになると、またひとつ視野が広がるんですよね。

 

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またひとつ、古着の世界へぼくを導くリバースウィーブ

「リバースウィーブ、 最高すぎる・・・」

魅力に気付いてしまったぼくは、またひとつ深いところで古着を楽しめるようになれたと思っています。

古着に手を出すまではまるで分からなかった魅力。このアイテムがまたぼくに、古着の世界を教えてくれる。

 

Championのリバースウィーブ。人生で初めて、リバースウィーブのスウェットを手に入れました。

先週、ちょっとした用事で実家へ帰ったので、そのついでに少し前まで住んでいた街、柏へ。

大好きな古着屋さんをいくつか巡って、以前記事でもご紹介した「wasteville」にて5,000円ほどで購入しました。

 

そもそも「リバースウィーブ」とは何なのか

先ほどから知ったかぶって「リバースウィーブ」と連呼していますが、ぼくもそれが具体的に何を指すのかはイマイチ分かっていない部分もありました。

古着屋さんではChampion以外にも色々なブランドのスウェットを取り扱っている。それなのに、どうしてリバースウィーブは断トツで人気なんだろう?

 

相変わらず丁寧な接客をして下さる店員さんに質問してみる。

「他のスウェットでは縦に織られているものが多い中、リバースウィーブが特徴的なのは横織りなんです」

 

「生地を横織りすることで、今までのスウェットに多く見られていた縦縮みを防止。さらに横縮みも防止するため、脇下に縦リブが取り付けられていることも特徴です」

 

今まで縦織りが一般的だった中、真逆の発想で横向きに(リバース) 織る(ウィーブ)ことから、リバースウィーブというChampion特有の製法が生まれたとのこと。

 

古着リバースウィーブに大学の名前がプリントされていたりする理由は、このスウェットこそ正真正銘のスポーツウェアとして各大学に導入されていたから。

いわば練習用ユニフォームといった具合なのでしょうか。決して飾りではなく、本当に意味があってプリントされているんです。

 

腕を動かしやすいよう、かなり太めに作られたアーム。

何ら”おしゃれ”の為ではなく、全てのディテールに意味があるのが古着の格好いいところであり、魅力のひとつ。

ぼく自身、洋服が生まれた背景や持っている意味を汲み取って楽しみたいタイプなので、古着はハマるとキリがないかもしれません。

 

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頼もしい肉厚な生地感。日本じゃ生まれない、アメリカ古着ならではの質感

ぼくがリバースウィーブに惹かれた理由はいくつもありますが、特に大きい割合を占めているのが頼もしすぎる生地の質感。

畳んでみてもこの厚み。言い過ぎですが「これ、風を通さないんじゃないの?」なんて言いたくなってしまう程には、頼り甲斐のある硬くて肉厚な生地。

 

この独特の雰囲気は、何せ日本じゃほぼ再現不可能。

というのも、アメリカでは日本のように洗濯物を外に干すことを禁止されている州が多いそう。

それゆえ洗濯物は乾燥機を使って乾かす。だから、日本よりも圧倒的に乾燥機が普及している訳なんですね。

日本のデニム好きでも、アメリカンな雰囲気に育てたい方はガンガン乾燥機を使われていて。

 

タグには「REVERSE WEAVE」の文字

乾燥機にかけると、基本的に洋服は縮みます。洋服へのダメージを考えると、あまり好ましくないことではありますが、そもそも外に干せないアメリカでは仕方ない。

そんな状況下だからこそリバースウィーブは生まれた訳で、元々スポーツウェアなだけあって「こいつはガンガン着てガンガン洗えるぞ」と、いい意味で雑に扱われてきたはず。

ガンガン着ては乾燥機にかけ、何年も着続けられたアメリカ古着。元々肉厚な生地が、その繰り返しで更にギュッと詰まっていく。

硬くて肉厚なリバースウィーブ。古着として日本にやってくれば、ちょっとやそっとの寒さなんて屁でもない、非常に頼りになるアイテムです。

 

着て更に深く理解する、リバースウィーブの”ゆるカジ”な魅力

っていう、肉厚な生地感も魅力のひとつ。

もちろんそれだけじゃなくて、着れば更に深く魅力を感じるのが、リバースウィーブというアイテムなんです。

 

今回ぼくはXLサイズを選んだのですが、リバースウィーブを選ぶときに関してはサイズ表記ってそこまで参考にならなくて。

というのも、ぼくは少し前に気に入ったデザインの1着があったので買おうと思ったのですが、同じXLでもあまりにアームが広すぎて断念したんですよね。

 

ある程度、アームが広く取られているのは今でいうビッグシルエットやドルマンスリーブのような感覚があって、とても好き。

ただ、この肉厚な生地感でありながら、あまりにも大きなものを選ぶと、生地が上手く落ちないため腕が異様に太く、ゆるさは無くガンダムのように強靭な姿に見えてしまうんです。

これ、ブランド古着屋さんでアルバイトをしていた頃から、古着が好きな方と一緒にリバースウィーブを試着しては言っていました。

「Championのスウェットって、着るとガンダムみたいにならない?」

 

数ある中からぼくがこの1着を選んだのは、赤い色味とアーチロゴが可愛かったから。

でもサイズはXL。これ、気になるけどガンダム化しないかな・・・。

そう思いながらも、試着してみる。するとやっぱり個体差があるようで、同じXLでもこの1着はそこまでアームも太くないし、着丈も長すぎない。

もしかしたらこれは着れるんじゃないか?そう思って購入に至りました。

 

あまりにもアームが太いとガンダム化するだけでなく、アウターを着るときに腕が入らなくて困ることになるんですよね。

ぼくが購入した1着は、乾燥機による多少の縮みやらで、着古されていく中でバランスよくミニマルな仕上がりに至ったようです。

 

腕を上げてみると、生地の余り具合はこんな感じ。

元々大柄なアメリカンのために、更に運動するときに腕を動かしやすいようにと計算して作られたアイテム。日本人のぼくが着たら、当たり前に余ります。

 

ただ、それが絶妙にゆるい雰囲気を生むことから、古着スウェットの中でも特に支持を人気を得ているのではないでしょうか。

上下共にオーバーサイズで、足元にはサービスシューズを。そんなザ・アメカジファッションって格好いいんですよね。

 

集めたくなるやつだ、Championのリバースウィーブ。

肉厚な生地感に、独特のゆるいシルエット。

それだけでも素晴らしいスウェットなのに、フロントのプリントやサイズ感、雰囲気や色味の全てが同じものは世界にふたつとなく古着らしく一期一会。

リバースウィーブ、これは気に入ったものがあればすぐに買うべき。そして、絶対に集めたくなるやつだ。

 

1枚で着れるスウェットなんて、夏におけるTシャツのような存在で、何枚あっても困りはしない。

それでいて、まるで自分を待っていたかのような相性のいい1着と出会ってしまったら、もう運命すら感じてしまいます。

古着を好きになって感じましたが、いくらお店をハシゴしたところで、何かしらいいアイテムに出会える訳じゃ絶対にないんですよね。

 

自分が求める理想の全てを持った1着に出会うのって、かなり難しいことなんじゃないかって思います。

だからこそ出会えたときの喜びも大きいし、これだから”古着を探す”という行為は楽しいはず。

 

とにもかくにも、古着のリバースウィーブは集めたくなるやつ。熱狂的なファンがいるのも頷けます。

次は黒やグレーのパーカーが欲しいのですが、スウェットと比べて球数が少ない分、探すのに苦労しそう。

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いわた

いわた

洋服の経年変化を愛でるファッションブロガー。自分で着たい服を作ることも。 個人ブログ「いわタワー」も運営しています。

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