独特の生地感が季節の変わり目にフィット。映画”VENGO”モチーフのシャツ

気温的にはまだ少し早いですが、買い物へ行けばもう長袖シャツは当たり前に、早ければニットやアウターにも手を出す時期。

楽しいけれど少し難しい、重ね着を前提としてコーディネートを考える季節がやってきました。

まずは半袖Tシャツから長袖シャツへ。その移行をスムーズに行ってくれそうなシャツを少し前に購入していたので、そんなぼくのお気に入りをご紹介。

 

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iroquois 13AW “VENGO” プリントシャツ

当ブログではお馴染みのiroquois。またまたiroquoisから今回は柄シャツをご紹介します。

2013年の秋冬コレクションにて販売されていた、VENGOプリントTシャツ。

 

単に色柄に惹かれてブランド古着で購入したぼく。後にこのシャツに関して調べてみると、どうやらこのシーズンでは”VENGO”とやらがテーマになっているようで。

VENGOとは、2000年に公開されたスペイン発・フラメンコ映画のタイトル。

一人娘を亡くした主人公が悲しみを紛らわすため、フラメンコパーティーを主催し・・・。

しかしパーティー内でも何らかの因縁を果たすため、ある登場人物が他の誰かの命を狙っていたり、誰かが誰かに殺められたりと・・・。

 

あらすじを軽く読んだだけで、ぼく自身はこの映画を見たことがないので、かなり曖昧な説明になってしまいました。

BGMとしてフラメンコの妖艶な音が流れる中で、ドロドロとした暗い人間ドラマが繰り広げられていき・・・そんな内容をあらすじから想像します。

各サイトの映画レビューでも非常に高い評価を誇っているので、近いうちにでも見ておきたい。

ヨーロッパの美しい風景や建築物と、ジェントルマンなファッションが、思わず見とれてしまうような美しい映像を魅せてくれそうで、楽しみです。

少しぼんやりとした映像の中、ゆったりと物語が進んでいく。そんな映画ってぼくは、とても好きなんですよね。

内容にそこまで集中せずとも、最悪は物語を理解していなくとも、映像の美しさを楽しめる。そんな映画が。

 

規則的なダイヤ柄と、フラメンコを奏でる楽器たち

まずこの、黄色すぎず茶色すぎないシャツの色味。第一にこの絶妙な色味が、ぼくは本当に好きで。

少し前にブログに書いたSUGAR CANEのシャツもそうですが、いわゆるマスタードカラーにはとにかく目がないんですよね。

ちょっと暗めのマスタードカラー。ボトムスには黒いスラックスを、足元には革靴を履いてコーディネートを組みたくなります。

 

秋らしさを感じさせてくれる色味のシャツには、規則的なダイヤ柄といくつかのプリント。

ダイヤを形作るそれぞれの線は、よく見れば楽譜から成っていました。相変わらず、いい意味でやることがいちいち細かいブランド。

 

規則的に並んだダイヤの中には、それぞれ繊細なタッチで楽器がプリントされています。

VENGOはフラメンコを題材とした映画なだけあって、それを服に反映させるとなれば、ここに宿るのも当然、フラメンコを奏でるために使われる楽器たちで。

フラメンコギターがひとつ。

 

こちらは・・・何かしらの管楽器、と書いておきます。ぼく自身が楽器にはあまり詳しくないのが残念なところ。

だからこそ見たくなる映画でもあります、VENGO。好きなブランドがシーズンテーマとして用いた対象には、興味がある。

 

iroquoisの旗艦店ではシーズンによって、テーマに関係する映画や音楽を流しています。

2014年の秋冬ではNIRVANAの”You Know You’re Right”が作品に関係していたため、曲やバンドの映像が店内に流れていて。

有名なボーカル/ギタリストのカート・コバーンがいたバンドということしか知らなかったぼくは、そこでNIRVANAを詳しく知るきっかけにひとつ恵まれました。

 

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麻混の軽やかなオリジナル生地が季節の変わり目に丁度いい

ぼくがこのシャツを、季節の変わり目に着たいと思う訳。最大の理由は、ブランドオリジナルの生地にありました。

iroquoisは毎シーズン、テーマを代表するような色柄のシャツを作って販売します。2013年秋冬シーズンでは、この1着が恐らくその役割を担っていて。

いわゆる目玉として多くの人から注目されるそのシャツには、季節に合った生地を生地屋さんに発注するのではなく、ブランド側がオリジナルで作る手の込みよう。

これから秋に突入する、まさに9月頃に発売されたであろうこのシャツは、テンセルを70%に麻を30%使った混合素材から作られています。

 

テンセルはレーヨンにも似た、風に揺れる落ち感が特徴的な素材。比較的オールシーズン、色々なシャツに使われる万能さを持っています。

そして麻は、軽くて風通しのいい素材。その特性から、夏服を作る際に使われることが多いですね。

 

これらの素材を混合して作られた、ブランドオリジナルの生地。

テンセルだけなら少し重さが目立ってしまう。そこに麻を加えることで、軽さと適度な通気性をプラスする。

絶妙な配合から成るこのシャツは、まさに夏から秋へと季節が移り変わるその時期に着るものとしては、これ以上ないくらいの適役なのではないでしょうか。

きっとそこまで考えて作られた1着。テンセルの方が圧倒的に多めの配合なので、麻100%のシャツとは違い洗ってもシワになりにくいのが嬉しいところ。

 

iroquoisでいうサイズ2はMサイズ。一般的なカジュアルブランドよりは、全体的にややゆったりとした作りなのが、ブランドの特徴。

こちらも着てみると少しだけ、袖が長くなっていますね。

 

好きなブランドをきっかけに世界が広がる面白さ

今回はiroquoisの2013年秋冬コレクションより、VENGOプリントシャツをご紹介しました。

前述したように、VENGOは2000年に公開されたフラメンコ映画のことで。

 

iroquoisのデザイナーである吉田さんは、映画や音楽、旅からインスピレーションを受け、それを服作りに反映されることが多い方。

大好きなブランドのシーズンテーマの元になったそれらに興味を持ってみるのも、また面白いことですよね。

服をきっかけに知らない世界に触れること、視野が広がっていくことの面白さ。こういった楽しみ方もあるから、ファッションって楽しいですね。

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いわた

いわた

洋服の経年変化を愛でるファッションブロガー。自分で着たい服を作ることも。 個人ブログ「いわタワー」も運営しています。

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