作業員の誇りから生まれたアート。マイビューが魅せるペイントデニムシャツとそのギャップ

暑い日が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

テレビをつけるとニュース番組では、「熱中症に注意してください」と、患者さんの体験談や対策が、いつも放送されています。

適度な水分補給はもちろん、熱中症最大の敵は寝不足だそうですよ。

ぼくは最近、夜更かしを重ねすぎたせいで、外が明るくなってきた頃にようやく寝付けるかどうか、な体になってしまいました。

お陰で昼寝でもしないと圧倒的な睡眠不足を解消できません。かと言って昼寝をしすぎるとまた夜に寝れなくなって、永遠に生活リズムが戻らないまま。

生活リズムを戻すことと、暑さに備えて昼寝をしてでも睡眠時間を確保すること、どっちを優先すればいいのでしょうか。

 

スポンサーリンク

夏も半分終わり。秋のファッションを考える時期へ

そろそろ何のブログなのか分からなくなりそうなので、ここからはいつものように洋服の話に戻ります。

冒頭で”暑い日が続いていますが〜”と書きましたが、それでもこの1週間は先週と比べても気温が低く落ち着いていますよね。

台風が近づいているからで、それが過ぎ去ればまた酷暑の日々が戻ってくる、なんて報道も見かけましたが、昨日の夜は、夏は終わったのかな?と錯覚するくらい涼しくて。

 

ジムに行くために外に出て、秋の気配を感じては、またファッションが楽しくなる季節が近づいてきたな、と思いながら少しだけワクワクした気持ちになりました。

同時に、少し前に買ったものの、まだブログで紹介していなかった長袖のアイテムが1着あったことを思い出して、今この記事を書いています。

 

my beautiful land letの激しく、それでも緩いペイントデニムシャツ

my beautiful land let、通称”マイビュー”の2013年 春夏コレクションより、ペイントデニムシャツ。

ぼくが住んでいる街に限らず、都内のセレクトショップ店員さんでもその名を知っている、有名なセレクトショップ”iii3”

大学生の頃から足を運んで(買い物をしたのはつい最近、Dulcamaraのデニムが初めてでしたが)いたそこでも、ずっと取り扱っているブランドです。

 

これまたマイビューのアイテムには今回、初めて手を出したぼくですが、それまでのブランドに対するイメージは”シンプルなデザインと緩いシルエット”といったものでした。

派手な装飾やプリントは行わないものの、特徴的なシルエットで唯一無二のデザイン性を誇るブランド。そう思っていました。

 

ブランドに対してそんなイメージを持っていたぼくの目には、こうしてペンキを激しく撒き散らしたデザインのそれは、とても意外に映りました。

後述しますが、ぼくはデニム生地にペンキをぶちまけたような無骨な見た目をした洋服って、すごく好きなんです。だからこれは一目見た瞬間、すぐに欲しくなってしまって。

 

それと、ここまで記事を読んで下さった皆さんはお気付きになりましたか?この記事に使っている写真の背景が、白抜きになっていることに。

実は最近、ずっと前に買ってから全く開かないまま机の上に放置していたPhotoshopの入門書にやっと手をつけたんです。

ずっと「なんか面倒臭そう」「というか難しそう」と思っていたのですが、いざ始めてみると楽しくて、数時間でまるまる1冊をクリアできちゃいました。

 

つまり、そうやってPhotoshopを使えるようになったことを単に自慢したくて、こうして部屋で撮ったシャツの写真を切り抜いてみたんです。

よく見ると背景とシャツの境界線とか、ガタガタしてます。あまり”ぽくない”と言われますが、これでも一応A型で几帳面の血は流れています。それでも、ぼく的にはこれも許容範囲。

これから練習を重ねるに連れて上達していくはずなので、最初はぜひ暖かい目で見守って頂けると嬉しいです。

もっとも、10枚ちょっとの写真を切り抜くだけで午前中が終わってしまう、骨の折れるような作業だったので、今後も継続するだけの根気があるかは分かりませんが・・・。

 

スポンサーリンク

散りばめられた無骨の雫とシルエットのギャップにノックアウト

my beautiful land letのアイテムは基本的にユニセックスで、そのためサイズ展開も大きめのものを2~3サイズ用意されていることが多いようです。

ブランドの特徴とも言えるのが、この緩いシルエット。身幅が広めで、肩が少し落ちていて、腕周りも太くて。

個人的にこのシルエット、見た目がとても好みで、求めていたシャツの最終到達点、といっても過言ではないのかもしれません。

秋冬になってニットやカーディガンと重ね着をすることを考えれば少し難しさはありますが、単体で見たときの見た目は本当に大好きです。

 

何より気になるのは、フロントで抜群の存在感を放つ両胸の巨大なポケット。これが結構深くて、ぼくの手と比べてみてもこの通り。

大きめのスマートフォンでも、余裕でここに入っちゃうはず。

ちなみにこのシャツは両胸ポケットのボタンが欠品していたので、自分でなんとなく雰囲気が合いそうなボタンを買ってきて取り付けました。

真ん中のボタンたちとは違ってマットな質感のそれを選びましたが、統一感がないところもまた、飛び散ったペンキの荒さと相まっていいかな、と思ってのこと。

 

おまけに、身頃にもぽつんとポケットが付いているんです。機能性というよりは、デザイン性を重視しての配置だと思われるもの。

ここに手を突っ込んでみたりすると、前から見たときのシルエットがより丸みを帯びて可愛いです。意味がないようで、あるような。

 

それでいてこの、生地に思いっきりぶちまけられた派手なペンキ加工の数々。果たしてこの散りばめ具合は、計算してのことなのか、せずのことなのか。

そこにアート性をも感じさせる3色の色使いと、長さも大きさも異なるそれら。この佇まいも、もう本当に好みで。

緩くて丸いシルエットに、大胆かつ派手なペンキペイント。この2面性が生み出すギャップを1枚の服の世界観に落とし込むって、並大抵のブランドじゃできないことです。

 

ぼくがデニム×ペンキペイントを、どうしようもなく好きな理由

ぼくがデニム生地にペンキペイントを施したアイテムを買うのって、今回が初めてじゃないんです。

ブログでは紹介したことがありませんが、大好きなブランド、iroquoisでも名作と名高いペンキペイントが施されたストライプ柄のペインターパンツも持っていて。

ブランド古着で買ってからもう3年くらい経ちますが、今も手放さずに持っていて、よく穿くアイテムのひとつです。

確か去年くらいに、A.P.C.のジャン・トゥイトゥがブランドのデニムジーンズに直接、ペンキペイントを施したアイテムが販売されたときも、すごく気になっていて。

それは結果的に買いませんでした。ぼくには相棒のPETIT STANDARDがあったので、その1本だけに特別な感情を抱いていたかったし、販売本数が少ないこともあったし。

 

デニムも、ペンキも、元々は作業着。元々は、作業着として穿いていたデニムに、作業中に使っていたペンキが飛び散ったりして、意図的ではないものです。

それも、もしかしたら作業をしていた当の本人は、ペンキが飛び散るたびに憂鬱な気分になっていたかもしれません。ああ、また作業着を汚してしまった、って。

 

しかしファッションって面白いもので、意図的ではない何かから生まれたものが時を経るにつれて芸術を感じさせるものになったり、アーティスティックなものへ進化を遂げていったりします。

そのひとつが、デニムとペンキ痕。故意に飛び散ったペンキも、何重にも重なっていくうちに、どこかアートな雰囲気を纏っていくようになる。

いつしか、誰の作業着とも似ない、オンリーワンのそれへと進化を遂げていきます。

それはたくさん働いた証。自分の仕事に誇りを持てる、ひとつの証のようなもの。

証が、人の目に格好よく映る瞬間もやってきます。そうやって、故意なアクシデントから始まったそれは、今となってはファッションにおける一種のアートになりました。

 

元々は作業着だったデニムジーンズ。道具だったペンキ。それらを重ねて作る”ペイントアート”には、どこか無骨さを感じさせる魅力があると、ぼくは感じています。

芸術的だな、と思うことはもちろん、ぼくにはない男らしさへの憧れも、もしかしたらあるのかもしれません。

戦い抜いてきた男の、無骨な姿。その鎧を纏って、また次の戦に挑むその姿。そんなものを浮かべては、そこにロマンだったり、憧れだったり、きっと色々なものを感じているのだと思います。

だからぼくは、デニム×ペンキペイントが大好きです。本当はそこに言葉も要らないくらい。ただただ、格好いい。

 

デニムonデニムで無骨に着るのもいい気分

そんなこんなで、最後にぼくが着たときの写真を載せておきます。着用写真の背景を真っ白にすると、途端に通販サイトっぽさが増しますね。

あと、よく見ると下半身の切り抜きにめちゃくちゃ失敗してて、足がガタガタになってます。

 

 

デニムonデニムで、やっぱり無骨に着るのも気分です。ただ、デニムはデニムでも、モノによってはもしかしたら”本物の作業員さん”みたいになっちゃうかもしれません。

今回は、柄物のわりに合わせるボトムスを選ばないiroquoisのジャガードデニムと合わせて。

 

袖ってやっぱり、作業員さんが実際に仕事をしていても頻繁にペンキが付着する部分だと思います。

よく見ればこのシャツは、そんなディテールまで忠実に再現しているような。どこまでもリアル。計算していないようで、実はしているんだと、ここにきて思いました。

そんな風に魅せてくれる洋服は、”計算している感”が露骨に出ているそれより何倍も格好いいですよね。いちばんはやっぱり、意図せず生まれたものだけど。

 

そんなこんなで今回は、最近購入したmy beautiful land letのペイントデニムシャツをご紹介しました。

ぼくは大好きなアイテムですが、ひとつお伝えしておくなら、こういう服って、死ぬほど女性ウケが悪いんですよ。

ただ、それを気にしない、越えた先で自分が本当に好きなものを着る。そんなファッションの在り方ってもう、最高に楽しいです。

The following two tabs change content below.
いわた

いわた

洋服の経年変化を愛でるファッションブロガー。自分で着たい服を作ることも。 個人ブログ「いわタワー」も運営しています。

YouTubeチャンネル「いわたの偏愛コレクション」