やっと見つけた黒パンの最適解。スラックスでもスキニーでもないそれは

早いもので7月に突入しました。

最寄り駅から徒歩数分の場所にある人気のかき氷屋さんに行列ができているのを見て、今年も夏が来たな、としみじみ感じていたところ。

そして今日は7月1日。もう何度も書いていますが、毎月1日になると「今月こそは」って想いが顔を出します。今月こそは、もっと記事を書こう。

先月もそう誓ってスタートした訳ですが、振り返ってみると書いていたのはたったの7記事。

毎月思うのですが、常々大きな予定がある訳でもないのに、ぼくは毎日何をして過ごしているんでしょうか。

 

6月は好きなバンドのライブに2~3本、radioDTMの収録が4回。それ以外はほとんど予定なんてなかったというのに。

そういえばもうひとつあって、合コンにも1回行ってきました。

飲み会として普通に楽しかったけど、行ってみて、そもそも合コンに来るような人は苦手だなって思ったのが正直な感想です。

女性陣3人のうち2人は「私たち、よく一緒に合コン行くんだ」って言ってたのですが、それを自発的に言うのって自滅な気がして。

あと、それだけ行ってて相手が見つからないのも・・・これは余計なお世話ですよね。とにかく、そういう感じがちょっともう、苦手でした。

 

全然関係ない話が長くなってしまいましたが、そもそも今日はこのボトムスを紹介したくてキーボードを叩き始めたのでした。

それでは本題に入っていきます。

 

スポンサーリンク

自分にとっての黒パンの最適解をずっと探していた

ぼくは普段、ボトムスにはPETIT STANDARDかカーキ色のイージーパンツを穿くことが多いです。

他にも数本持っているけど、そのほとんどはインディゴカラーのデニム。ボトムスのカラーバリエーションって3~4色しかなかったんですね。

下半身に派手な色を持ってくるとコーディネートが難しくなると思っているのであえて抑えているのですが、その中には黒いボトムスがなかったんです。

正確に言えばiroquoisのスラックスを持っているのですが、生地が厚いため穿ける季節が限られていたりして。というかそもそも、スラックスはそんなに好きじゃなくて。

 

でもお気に入りのヘビロテできる黒いボトムスが1本欲しい。黒って本当に万能じゃないですか。どんなトップスと合わせても難なくまとめてくれるし。

スラックスは動きづらいから苦手。スキニーパンツも、20歳を越えた頃から穿くことに少し抵抗を感じるようになっていました。

 

どんな雑誌をめくってみても、黒パンの最適解はスキニーパンツ、黒スキニーと書いていて。

確かに昔はぼくもそう思っていましたが、それは多くの人に当てはまる一方で、ぼくは自分がそこには当てはまらないような感覚を覚えるようになったんです。

そこから今に至るまで、黒いボトムスを穿きたいときはスラックスに頼っていたのですが、この1本に出会ってぼくはようやく、自分にとっての黒パンの最適解に出会えた気がしています。

 

やっと見つけた、ぼくの黒パンの最適解。iroquois × Dickiesのサルエルテーパード

iroquoisがDickiesに別注し作られたサルエルテーパード型の1本。Dickiesといえば・・・そう、チノパンです。

チノパンって小学生の頃によく穿いていたこともあって、その先入観がなかなか抜けず失礼ながらダサいものだと、ずっと思い続けていました。

しかし古着を着るようになってみると、おしゃれな人って太いベージュのチノパンだったりをよく穿いているんですよね。

 

って、ここまで書いて思い出しました。

今でこそ雑誌では、どんなトップスとも相性のいい王道ボトムスとして黒スキニーが紹介されていますが、ぼくが高校生の頃はそれがベージュのチノパンだったんです。

だからなのかな、当時のぼくはそこをもちろん経由してきたから、カジュアルすぎるアイテムとして認識していたのかもしれません。

確かに、普通のチノパンだったらぼくは今でも穿かないかもしれません。でもこの1本は違うんです。

 

ザ・Dickiesなチノパンにはない、しっとりとした生地と適度なツヤ感。ブランドの定番モデルに比べてずっしりした重みと、ハリも持ち合わせています。

あちらの特徴は、空気をよく通す乾いたハリ感。それに比べるとこちらは少し違っていて、どこか粘り強さを感じます。

とにかく、Dickiesと聞いて連想するあのパンツ(超定番で、誰もが目にしてきたであろう874)とは生地の雰囲気が異なっていて。

 

素材にポリエステル64%、コットン34%、ポリウレタン2%配合していることから、WD881という型番のワークパンツに使われている生地と同じもののように思います。

そちらはスキニー型のワークパンツなのですが、なんせスペシャルなこの1本はiroquoisがDickiesに別注アイテムとして生産をお願いしたもの。

最近でこそ増えてきたものの、iroquoisが細めのパンツばっかりを作る訳がありません。そう、iroquoisが作るボトムスといえば、サルエルパンツが大本命。

 

後ろから見れば分かるように、なかなか股上の深いサルエルシルエットをしています。

Dickiesがスキニー型のパンツを作るために使っている生地。あえてそれをサルエル型のチノパンを作るために使うという。

そこを曲げない辺り、ブランドらしくて大好きです。

通常のチノパンを作るために使っている生地を採用していたら、やっぱりぼくはこの1本に魅力を感じていなかったかもしれません。

 

スポンサーリンク

Dickiesの野暮ったさをデザイナーズの手で昇華させたかのような

iroquoisによるDickiesの別注パンツ。サルエルテーパードシルエットで、通常よりもツヤと緩さが増したチノパン。

フロントでは、通常フックになっているところにフロントボタンを採用してスタイリッシュさを増していたり。

ぼくたちが抱くDickiesというブランドの野暮ったさを、iroquoisはこのコラボで見事に昇華させています。

 

バックポケットもボタン開閉式のフラップ付きポケットに変更。本来のワークパンツが持つ野暮ったさは残しつつも、どこか洗練された雰囲気を感じます。

 

その最大の特徴は、フロントポケットの裏側にプリントされたバンダナ柄。

実はこのチノパン、今お店で買えるものではなくて、iroquoisの2014年秋冬コレクションで販売されていたものなんです。

14年秋冬にブランドが掲げたコレクションのコンセプトは『PAIN』

NIRVANAの名曲、You Know You’re Rightをテーマソングに、”痛み”を洋服で表現されていました。

店内ではこの曲がずっと流れていて、それまでのiroquoisとは一変、ダークな表現も目の当たりにしたシーズンです。

 

その中でもアイコニックなデザインとして幾度となく登場したのがこのバンダナ柄。この柄がプリントされたシャツは当時のシーズンを代表する目玉アイテム。

特徴的なバンダナ柄を刻むことで、”別注”という特別さの中に、更に今しかない瞬間を見せつけました。

 

前述したように当時はチノパンに野暮ったい印象を持っていたぼくはこの1本を手に取ることなくスルー。それから4年が経った今、ブランド古着で購入しました。

今回手に入れることができたのも偶然なのであって、気に入っているからといってもう1本手に入れることは不可能に近く・・・。

そう、これ、本当にいいんですよ。その魅力は穿いているところをご覧頂ければ、きっとお伝えできると思います。

 

太すぎず細すぎないシルエット。緩さ加減は穿く位置で調整しつつ

まだまだ面白いのが、このボトムスは普段のサイズで買ってもウエストに余裕があったので、穿く位置によってシルエットを調整できるところです。

 

まずは腰の位置で穿いてみる

腰の位置で穿いてみるとこんな感じ。ベルトをしないまま穿いて落ち着いた場所から、少しだけ上げて締めたときのシルエットです。

裾が余るのでワンロールしているのですが、これだと股上の深さがなかなか目立ちますよね。サンダル(これはルームシューズですが)と合わせてもいい感じの緩さ。

 

後ろから見るとこんな感じ。やっぱり股上は深めで、かなり緩い雰囲気が強調されています。

個人的にはワンロールするのがちょっと嫌だけど、シルエット的にはかなり好み。

 

へそ上でベルトを締めるハイウエストパターン

次はへそ上でベルトを締めて、いわゆるハイウエストなスタイルで穿いてみました。裾を折らなくても長さがジャストになる部分を目安にしながら。

余っていたひざ周りの生地がなくなったことにより、綺麗なテーパードシルエットが一層際立つ結果となりました。

それでも股上はまだまだ深め。これでも全然”サルエル”だし、どっちが今っぽいかと言えばこっちだし、個人的にはハイウエストで穿く方が気に入っています。

 

後ろから見るとこんな感じ。

当然股上の深さは少し目立たなくなりましたが、サルエルシルエットでありながら綺麗なテーパードが作用して、足を長く見せられるのがいいんじゃないでしょうか。

 

別注ながらコンセプト『イレギュラーな男の色気』を表わした作品

古着なだけあって、この辺りは毛玉が目立つ

iroquoisがDickiesに別注することで作られた2014年秋冬コレクションのチノパン。

別注という形で他ブランドとの共同作業にはなったものの、生地のツヤ感だったり、サルエルシルエットを採用していたり、フロントをフックからボタンに変更していたり・・・。

そういった部分を重ねて出来上がったこの作品にも、iroquoisがブランドコンセプトに掲げている『イレギュラーな男の色気』をひしひしと感じます。

 

ぼくの好きな要素がぎっしり詰まったこの素晴らしいチノパン。これぞ、ようやく見つけたぼくにとっての黒パンの最適解。

スラックスじゃ固苦しくて、スキニーじゃ若過ぎて、スタプレじゃ、どこか安っぽさを感じてしまって。

チノパンはワーク感が強すぎるから・・・と思っていたところ、偶然現れた古着のこいつ。

4年越しにその魅力に気付くことになりましたが、iroquoisって本当にいい洋服を作ってくれます。

この別注チノパン、ぼくの永年の黒パン最適解にしたい。だから、また追加販売して・・・くれないよな。

The following two tabs change content below.
いわた

いわた

洋服の経年変化を愛でるファッションブロガー。自分で着たい服を作ることも。 個人ブログ「いわタワー」も運営しています。

YouTubeチャンネル「いわたの偏愛コレクション」