毎シーズン即完売。緻密な計算のもと作られるDulcamaraの超定番

いわたの偏愛コレクション、記念すべき100記事目となりました。

ブログを運営する身として、100記事書くことはひとつの節目であると思っています。

ここまで続けられるのは、ひとえにいつも読んで下さっている皆さんのお陰です。本当にありがとうございます。

 

ぼく自身が文章を書くことが好き、洋服が好きだからこそ続けられている部分もありますが、何よりそれを読んで下さる方がいなければ、確実にここまで続けるモチベーションは維持できていなかったと思います。

アクセス数が増えることはもちろん嬉しいですが、そこだけを狙ったブログにはならないように。

あくまでもぼくが書いていて楽しいと思える記事を、これからも書いていきたいと思っています。

 

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ここ2年、ずっと買うか迷っていた秀逸なデニムを購入

そんな記念すべき100記事目では、ぼくがずっと前から欲しいと思っていたデニムを先日ついに購入したので、そちらをご紹介していきます。

もう2年くらい前からでしょうか。毎シーズン登場するのを眺めては「今シーズンは買っちゃおうかな・・・いや、買っても穿かないのかな」

なんて迷いながら購入を見送っていた1本。価格面で悩んでいた訳ではなく、むしろコスパを考えれば最高な1本(TENDER Co.のデニムは価格面で悩み続けていますが)です。

 

ひとつ前の記事でも書いたように、夏は白無地Tシャツの他にも柄シャツを着る機会がいくらかあるので、そこにも合わせられるようなボトムスが欲しいと思っていました。

合わせても予定調和を感じさせない、ちょっと異端なボトムス。どんなものがいいかな?と考えていると、2年前から欲しかったそれを思い出して。

ぼくが住んでいる街にある人気セレクトショップ『iii3』でもちょうど取り扱っている商品だったので、このまま悩むよりはと思って試着をしに行ってきました。

そこで、素敵な接客をして頂きますます欲しくなったのでついに購入したんです。

 

Dulcamaraのデニムオーバータックパンツ

前置きが長くなってしまいましたが、記念すべき100記事目ということで許してください。

Dulcamaraのデニムオーバータックパンツ。ブランドが展開する定番アイテムにして、どのお店でも毎シーズン入荷すれば瞬時に完売してしまう超人気な1本。

緻密に計算されたシルエットや作りから、定価の25,920円(税込み)ですら安いくらいなのに、なんと『iii3』では10%オフのセール対象になっていました。

本当にたまたまだったようで、店員さんも「このパンツを8年間扱ってきて、セールに掛かったのはこれが初めて見た」とのこと。

 

そう、柏って服好きにとっては結構穴場な地域なんです。

『iii3』はDulcamaraやHender Scheme、FFIXXED STUDIOSをはじめとした、スタイリッシュさとユルさを絶妙なバランスで併せ持ったブランドを得意としています。

一方でCOMME des GARCONSやGOD SELECTION XXX、Gosha Rubchinskiyを取り扱っている『DOGDAYS/UNDERPASS』というお店もあって。

都内の人気セレクトショップと並んでも負けず劣らずな超一級ブランドを取り揃えるお店が複数存在しているんです。

 

そして穴場だと思う最大の理由は、都内では一瞬で完売するような人気ブランドの人気アイテムが売れ残っていたりすること。

即完売してメルカリでは定価以上の価格で転売されていたGosha Rubchinskiyのパーカーも『UNDERPASS』では普通に販売されていたりして。

これ以上書くと競争率が高くなるのでここまでにしておきます・・・。ちょっと地元愛が溢れすぎました。

 

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緻密な計算のもと作られた2タックとワイドシルエット

Dulcamaraの定番かつ人気アイテムであるデニムオーバータックパンツ。

その魅力を語る上で絶対に欠かすことができないのは、アイコニックな2タックとワイドシルエット。

 

大きく広げた横幅に、なお重ねるようにして左右に2本ずつ設けられたタック。

腰回りにゆとりを持たせるため、スラックスにもよく採用されているこのタック。生地を重ねて形成するため、作るとなれば単純にその分だけ生地が余分に必要になってきます。

 

そもそもカジュアルなボトムスの代表格であるジーンズに、フォーマルな印象を与えるタックを採用する時点で面白い。

ただでさえカジュアルなジーンズのシルエットをワイドにしてもっとカジュアルに。

加えて更にタックを入れ生地の遊びを増やしてしまえば、完全に異次元のボトムスが生まれる。ただのワイドシルエットなジーンズとは一味も二味も違っています。

タックを作るため、贅沢に使われたデニム生地。

ぼくの相棒であるPETITSTANDARDよりもオンス(生地の詰まり具合)は軽めのように思います。具体的な数字で言えば12oz前後といったところでしょうか。

 

後ろには深めのポケットがふたつ。

ぼくの財布はやや厚めなのでPETIT STANDARDのポケットにはなかなか入らず困っていたのですが、このポケットにはすっぽり収まってくれそうです。

 

履き古したようなウォッシュ加工。シルエットに似合う表情で

絶妙に気の抜けたゆるーいシルエットと同居するのは、空色に色を落としたウォッシュ加工による色味。

例えばLevi’s 501がこの色味をしていれば、間違いなく男臭いヴィンテージデニムなはずですが、相手がDulcamaraともなればそうはいかなくて。

ブランド独特のタックが入ったワイドシルエットデニムと合わされば、この1本が持つ緩さに拍車を掛けていくのです。

 

店員さんも仰っていたのですが、このシルエットにこの色味だともはや「例え汚れても、それすら格好いい」ように思えてきます。

あえてペンキを散らしたりブリーチしたデニムが格好いいのと同じように、そんな風に育っていったって格好いい。もう、どう転んだって格好いいという・・・。

 

裾にもしっかりアタリが入っています。パッと見ただけじゃ本当に履き古したアメカジブランドのデニムのように見える。

 

穿けば分かる唯一無二のDulcamaraクオリティー

長々と説明してきましたが、一発で洋服のシルエットを伝えるには着用写真って絶対に欠かせません。

という訳で実際に履いてみるとこんな感じ。パッと見、よくあるワイドパンツのように見えますが、緩やかにテーパードが掛かっています。

お店で実物を見たり、迷っていたこれまでの2年間にネットで着用写真を見ては惚れ惚れしていたのでうが、やっぱり実際に履いてみると情報量が100倍くらい違って。

 

トリプルファイヤーは「映画を100回見るよりインドに1回行った方がいい」と歌っていますが、洋服に関してはネットで100回見るより1回試着をしに行った方がいい、です。

要するに百聞は一見にしかずということを遠回りしながらも伝えたかったのですが、ぼくは洋服の買い物はネットよりも断然実店舗に足を運ぶ派で。

パソコンの画面越しに見ても魅力的に感じる服って確かにあるのですが、いざ届くと想像していた色味と違ったり、着て穿いてみると印象が大きく違ったり。

そういうことが多々あるので、仮に欲しいと感じても絶対に「でも」と思ってしまう部分があるんですね。

 

それに比べて実店舗へ足を運んで実物を見て試着をすると、その魅力が脳みそまで直通して伝わり「格好いい、欲しい」と思えたりするんです。

ネット通販で服を買うときの悩み方って「買ったら穿くかな」とか「どんな服と合わせようかな」とか、非常に現実的なもの。

実物を試着して本当に欲しいものに出会ったときの感覚ってもう、そんなことを考える暇もないくらい衝撃的なもの。

穿くまでは迷っていたとしても、いざ穿いてみると「あ、これは買う」と一瞬で判断がつくことが多々あります。

アートを見たときと同じ感覚。言葉で語る必要なんてどこにもなくなって、頭を撃ち抜かれたかのような衝撃を感じるんです。

 

だからこうして好きな服を紹介するブログを書くことは、買った服になぜ、その衝撃を受けたかを思い出して言語化する作業です。

これが本当に楽しいんですよね。読んでくれた人が記事をきっかけに、洋服の楽しみ方を新たな角度から見出してくれたりしたら尚更のこと。

 

真に「人のため」を思ったブランド、それがDulcamara

ワイドシルエットにタックを計4本入れ、綿密に織られたデニム生地を贅沢に使ったボディー。計算し尽くされたシルエット。ジップには安心のUNIVERSAL。

染めて色付けされた生地。それを洗うことで履き古したかのような雰囲気を出すための、手間も時間もかかるウォッシュ加工。

 

全てが服好きを心底満足させる仕様になっていながら、それを作ったブランドであることを証明するためのタグは縫い付けられてはいても、なぜか裏返っていて。

必要最低限の生地だけを仕入れ、効率よく加工しながら徹底的にこだわった服作りを行う。

一度に多くの生地を仕入れることで製品の販売単価を安くできる。

手にしてくれる人に、いかに低価格でいかに高品質な洋服を届けるか。ただそれだけを考えているブランドがDulcamaraだと、お店でそんなお話を聞かせて聞かせて頂きました。

 

外から見たときに”ブランドである”ことを判断できる材料は、足首付近に設けられた特徴的なコインポケットのみ。

これをブランドタグの代わりにする。一切の無駄を省くことでコストを削減する。人件費だって削減するため、ブランドはたった2人で運営しているといいます。

真に人のためを、服好きのためを思って活動を続けるブランド、それがDulcamara。

思えばプリント加工を施したTシャツなども展開している印象があまりなく、ひたすらに品質の良さで勝負する真摯なブランドという印象があります。

同じく定番で展開している『よそいき』シリーズのジャケットもシルエットが本当に秀逸で、次はあれを試着してみたい。

人気すぎてどこのお店でもすぐに売り切れてしまうんです・・・。

 

それもきっと、ブランドの信念が着る人にまでしっかり伝わり続けているからなのでしょう。

Dulcamara、本当に素敵なブランドです。

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いわた

いわた

洋服の経年変化を愛でるファッションブロガー。自分で着たい服を作ることも。 個人ブログ「いわタワー」も運営しています。

【4月28日(日)】映画「The True Cost」上映会を開催します



2019年4月28日(日)に新宿にて映画「The True Cost」の上映会を開催します。

ファストファッション人気の裏で低賃金、重労働に苦しむ人々がいる事実を写したドキュメンタリー。

洋服が好きな人のみならず、全ての洋服を着る人々に見て欲しい作品なので、上映会を開催することにしました。

ファッションとは何か、なぜ人は服を着るのかを今一度考える機会に必ずなってくれます。