”ビーフジャーキー”な革パッチ。着用歴1年の無骨なRESOLUTE 711

ぼくの周りにいらっしゃるジーンズ好きに「お気に入りの1本を撮らせてください」とお声掛けして、それを紹介する”俺らのジーンズ色落ち特集”

世の中にはたくさんのブランド、ジーンズが存在しますが、ぼくが1人で運営するこのブログで紹介できるのはA.P.C.のPETIT STANDARDのことばかり。

 

ジーンズの雰囲気や作り方はブランドによって全く違う。それを穿き込んで現れる色落ちもまた十人十色。

このブログを読んでくださっている方に、もっとジーンズの魅力を伝えたい。

そう思ったことから”俺らのジーンズ色落ち特集”を始めたのでした。

 

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デニムの神様、林芳亭が手掛ける『RESOLUTE』の711

今回、撮影に協力して下さったのはブログやYouTube、メディア運営をはじめ様々な活動を行っているフリーランスの”るってぃ”(@rutty07z)さん。

ちょうど2年くらい前、るってぃさんが運営するAirbnbのお部屋に泊めて頂いたことをきっかけに、以降仲良くさせて頂いています。

 

ぼくは去年まで海外旅行へ行ったことがなかったのですが、そこへ「ヨーロッパ行こうよ」と声をかけてくださった張本人。

以降ぼくの中で旅行に対する価値観がいい方向に180度変わったこともあり、とても感謝しています。

 

そんなるってぃさんの相棒はRESOLUTE(リゾルト)の711。

”デニムの神様”と呼ばれる業界の巨匠、林芳亭(よしゆき)さんが手掛けるブランドです。

Levi’s 501XXのディテールを取り入れた無骨な雰囲気がたまらない。全体からザ・アメカジな男臭さを感じます。

 

”ベタッと染みた”インディゴ染料の風合いが超カッコいい

るってぃさん愛用のRESOLUTE 711は着用歴が1年、洗濯回数は5~6回とのこと。

着用頻度はそこまで高くなく、今までの累計で30回ほどと仰っていました。まだまだ、これからの色落ちが楽しみすぎる1本です。

 

「デニム超大好き!」なツウに支持されるブランドがRESOLUTE。

出で立ちからシルエットまで、どこを取っても痺れるくらい男前。その中でも何がいちばんカッコいいかって、インディゴ染料の染み込み方なんですよね。

 

例えばPETIT STANDARDのインディゴ色を”染まっている”と表現するならば、RESOLUTEのそれは”染みている”と言いたい。

生地のより深くまで染料がたっぷりと染み渡っているような風合いが特徴的。アメカジブランドによく見られる、男らしさを感じさせる部分です。

 

ぼくはこの類のジーンズを育てたことがないので、PETIT STANDARDにはない魅力を感じます。ベタッとした染料の風合い。

PETIT STANDARDの生地を着るとその断面はなんとなく白そう。

しかしRESOLUTEのジーンズは青く、奥底まで染料が染み渡っているイメージがあります。そもそも切ったことがないので、例えではありますが。

 

生地もゴワゴワしていて、どことなく無骨な雰囲気が漂っています。ミリタリー系のアウターと合わせて穿きたい。

うっすら入ったヒゲも、それぞれのシワが太く男らしい。豪快な色落ちを魅せてくれそうです。

 

バックポケットにデザインステッチはなく、見た目はシンプル。

ポケットを縫い付けるためのステッチ間の距離が太めに取られているところからも漂う潔さ。

濃紺の生地に黄色のステッチがよく映える。

 

ハチノスもまだまだ、これからの色落ちが楽しみなミントコンディション 。

何度か洗濯が済んだ上でこの状況。これからが楽しみでしかありません。

 

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洗うほどに姿を見せる生地の毛羽立ち

1960年代のデニム生地を忠実に再現し、旧式の織り機で作られるRESOLUTEのジーンズ。

デザイナーである林さんのこだわりが反映された生地には、洗うほどに毛羽立つという特徴があります。

穿いて、洗ってまた穿いて。繰り返すうちに毛羽立ちが徐々に現れ、そこから色が落ちていく。

 

「ジーンズを育てる」というと、どうやって穿いて、初洗濯はいつにして、週にどれくらい穿いて・・・と考えはじめ、慎重になってしまうかもしれません。

しかし林さんは「たかがジーパンや!」と仰る。ブランドはあくまでも生産するジーンズを作業着のように穿いてほしいと願い作り続けています。

ジーンズは元々、作業着として生まれたもの。そうして生まれた意味を大切にしているからこそのポリシーなのでしょう。

 

「乾燥機にかけると”ビーフジャーキー”が出来上がる」

るってぃさんに聞いた、相棒ジーンズの気に入っている部分。711特有のレザーパッチ。

「RESOLUTEは710ってモデルがスタンダードなんだけど、そっちはパッチが紙。

711のレザーパッチは洗ったり乾燥機にかけるたび縮んで、色も濃くなっていく。その見た目が”ビーフジャーキー”って呼ばれてるんだよ」

 

Levi’sをはじめとしたアメカジブランドのジーンズによく見られる、腰部分の革パッチ。

RESOLUTEの711にも付いていて、革なのでもちろん経年変化を魅せてくれて。

デニム生地の色落ちと革製品特有の経年変化を、1本で同時に楽しめてしまう豪華なジーンズです。

 

るってぃさんは洗濯後、ジーンズを自然乾燥ではなく乾燥機にかけるタイプの育て方をされています。

うーん、育て方までアメリカン。それもまた楽しそう。

 

ちなみにぼくは毎回、裏返し&逆さに吊って自然乾燥をさせるタイプです。

PETIT STANDARDは14.7ozと生地の密度が高いため、天気が悪いと乾くまでに丸2日くらいかかってしまいますが・・・。

 

育て方が違えば、色の落ち方も違っていく

るってぃさんの相棒、RESOLUTE 711。着用歴は1年、回数は30回ほど。洗濯&乾燥機は今までに5~6回。

普段はどうしてもぼくの相棒、PETIT STANDARDの紹介ばかりになってしまう当ブログにとっては新鮮な記事になりましたが、皆さんいかがでしょうか。

 

一口にジーンズと言っても、ブランドの意向が違えば作られるデニム生地も、ジーンズも違う。

そして育て方が違えば色の落ち方もまるで違う。

これが、どんなジーンズでも持ち主が違えば別物だと言える理由。世界に1本だけのジーンズが生まれていく理由です。

 

だからぼくは近くにPETIT STANDARDを穿いている人がいても「被った」とはあまり思わなくて。

同じアイテムであっても穿き方や洗い方、日々過ごす生活スタイルも十人十色。だから全く同じ色落ちは、ふたつとして生まれません。

自分だけの相棒を育てていく。ジーンズを穿き続けるっていうのはそういうことで、ポケモンにハマっていた小さい頃の感覚に近いのかな。

 

最初にオーキド博士が選ばせてくれる3匹の中から1匹を選んで、多くの時間を過ごしたり、共に戦いながら成長していく。

ジーンズはぼくにとってそんな存在です。日々の中で苦楽を共にしながら生きていくオンリーワンの相棒。

 

PETIT STANDARDとは人生初の海外旅行にも、誕生日の草津旅行温泉にも一緒に行った。今後ボロボロになったって、リペアしながら何年先も一緒に過ごす。

もちろん普通の服にだって思い入れを感じることはありますが、レザーやジーンズをはじめとした”経年変化”を魅せてくれる洋服に対しては特にそれを感じます。

 

「この傷はあの場所で転んだときに」とか。「バックポケットに跡が付いているのは、ここに財布をよく入れているから」とか。

一緒に過ごしてきた時間を、特に目に見えて感じさせてくれるからこそ、愛着はより一層深いものになっていきます。

 

育て方が違えば、色の落ち方も全く異なるそれぞれのジーンズ。それぞれの相棒。

”俺らのジーンズ色落ち特集”では今後も、その人にしか語れない相棒への愛着を、そんなお話を伺っていきたいと思っています。

撮影協力:るってぃ(@rutty07z)さん

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