執念で手に入れた思い出深いシャツ。散るペイズリー柄が魅せた春の儚さ

ぼくが大好きなブランド、iroquois。

好きになったきっかけは、今でも好きなバンド、シドのボーカルであるマオが愛用していたからでした。

本格的にお店へ足を運ぶようになったのは大学2年生の頃。当時展開していたのは2014年の春夏コレクション。

 

行けばもしかしたらマオに会えるかもしれない。同じくiroquoisを好きな清春や俳優の君嶋麻耶にも会えるかもしれない。

そんなことも少しばかり思いながら、君嶋麻耶のブログを読んでいたとき。

14年春夏コレクションで展開されているアイテムの中で、全身に衝撃が走るほど「カッコいい」と感じたアイテムがあったんです。

 

スポンサーリンク

iroquois 14ss FADE PAISLEY SHIRTS

“FADE PAISLEY SHIRTS”

コットン90%にシルクを10%配合したブランドオリジナルの生地。そこに名前の通り下へ向かうに連れてペイズリー柄が落ちていくプリントが施されています。

元々ペイズリー柄が大好きだったのですが、あの手の柄物シャツってどうも怪しげな色味のものが多くて。

 

一方でこのシャツは春らしく明るめのクリーム色をベースに、艶めかしさと儚さを感じる柄模様。

”ペイズリー柄のシャツ”と一口でまとめるには、一風変わった雰囲気を醸し出しています。

 

実はリアルタイムでは買えなかった1着

今でこそ”2014年春夏アイテムの1着”としてこの1着を保持していますが、実はこのシャツを当時リアルタイムで手に入れることはできなくて。

コレクションを象徴する目玉アイテムだったので、入荷して2~3週間で全色全サイズ完売してしまったとのことでした。

恵比寿のお店に足を運んで店内を見渡してもお目当てのシャツはなく。

店員さんに聞いてみると「あのシャツは人気だったので、すぐ完売しちゃいまして・・・」と告げられたときのショックは今でも覚えています。

その後でしょんぼりしながら代官山へ向かって歩いていると、信号待ちをしているピースの又吉さんに遭遇したことも。

 

以降もずっと欲しくて、色々なお店のネット通販サイトで探してみるもほぼ売り切れ。

残っていても普段ぼくが着るサイズよりもひとつ小さかったりして、もどかしい気持ちを感じていました。

 

気がつけばシーズンが終わり、季節は秋へ。

どんなネット通販サイトを見ても展開する商品は秋冬モノへシフトしていき、いよいよ新品で手に入れることを諦めました。

 

しかしそれでも、どうしてもFADE PAISLEYシャツを諦めることができなくて。

なんだか不思議な魅力がそこにはあったんですよね。どうしても欲しかった。

大学の授業が終わって昼休みにブランド古着の通販サイトを、楽天市場を、メルカリをチェックし続けて。

そんな生活を続けて1年。ついにRAGTAGの通販サイトでこの1着を、ジャストサイズで見つけ即決購入したのでした。

 

スポンサーリンク

繊細な生地感に繊細なプリント。完成された世界観に感銘を受けて

シルクを10%配合した生地にはどこか柔らかさがあり、風に吹かれてしなやかに揺れる様は美しくて。

生地も真っ白ではなく、ほんの少しだけくすんだクリーム色なのが個人的にとてもツボでした。

2色展開していて、もう1色はベージュ。実際に手に入れてから着てみると柔らかい着心地に、ネットで見るよりも迫力のある柄に魅了されてベージュも欲しくなりました。

 

強さと優しさを兼ね備えたペイズリー模様。よくある、まが玉のような形ではなく花のような見た目をしています。

 

下へいくに連れて儚く散っていくかのようなデザイン。春がもう終わってしまうかのような切なさを感じます。

ほんの少しだけ起毛した、シルク混の優しい生地感。生地とプリント柄の相性が非常によく、”FADE PAISLEY”の完成された世界観が120%伝わってきます。

 

この1枚にブランドの世界観が、春の心地よくも、どこか寂しい感覚の漂う季節感も、全てが詰まっている気がします。

 

ということで、今回ご紹介したのはiroquoisの2014年春夏コレクションより”FADE PAISLEY SHIRTS”でした。

これから気温が上がってきたらスプリングコートと合わせて着るもよし、1枚で着るも、もちろんよし。

苦労してようやく手に入れた、とてもお気に入りのシャツなのです。

The following two tabs change content below.

一点モノのハンドペイントTシャツを販売中

某ブランドのパロディーTシャツを販売していたところ、本家からお叱りを受けてしまいました。

よってプリント部分を隠しつつ、ハンドペイントやブリーチを施してオリジナルのTシャツにリメイク。

それぞれ完全に一点モノとして生まれ変わったTシャツを販売しています。