”素材至上主義”を越えて手に入れた、Episode no.,1の春物ニット

Episode no.,のニット大好き、いわたです。

何度かこのブログでも書いていますが、ぼくの好きなブランドであるiroquoisが巧みな技術力を生かして立ち上げたニット専門ブランドのこと。

少し前に生産が終了していますが、ニットのクオリティーに関して、どのシーズンでも「最高」と言えてしまう。

今回もEpisode no.,のニットを新たに買い足したのでご紹介します。ブログカテゴリーに”Episode no.,”って、作っちゃいました。

 

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Episode no.,01 JACQUARD NUMBERING KNIT

9から0までのカウントダウンをシーズンごとに繰り返し終焉を迎えたEpisode no.,

今回はブランドが終了するひとつ前、2015年の春夏シーズンに展開されたEpisode no.,01より”JACQUARD NUMBERING KNIT”を購入しました。

 

”01”のナンバリングをジャガード織りで胸元に大きく施したアクリルニット。

春先に着れるよう、素材にはアクリルとコットンを使用した軽く柔らかい着心地の1枚です。

 

ニットの織り柄を表現するには最適なジャガード織り。

ナンバリング部分に白糸を使うことで柄を形成しています。

 

他の部分に関しては黒糸のみで編まれているのですが、胸元では白と黒の糸が綺麗に折り重なっていることがわかります。

これが柄を形成するためのロジック。編み目を見ただけで理解できるほど服作りには詳しくないのですが、そういった部分も勉強したいところです。

 

二次市場でめっちゃ見かけるヤツ

Episode no.,はニットの生産に一切の妥協を作りません。

理想のニットを作るためならば例え時間がかかっても、それゆえ数を多く作れなくても仕方がないこと。

生産に手間がかかるアイテムに関しては旗艦店にすら1~2着しか並ばない、なんてこともザラでした。

 

中には職人さんが数週間かけて作る手編みのニットなんてものも。定価は確か14万円くらい(+消費税)だったと思うのですが、それでもすぐに売れてしまう。

品質に定評のあるブランドだからこそできる物作りと信用がそこにはあります。

 

そんな中でも今回ご紹介する”JAQUARD NUMBERING KNIT”は、Episode no.,の中でも二次市場ではわりかし多く見かける方で。

自然な形でザイオンス効果?を受けてしまった気がします。同じものを何度も見るうちに欲しくなってしまうあの現象が。

 

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”ニット=ウール”の素材至上主義を終えて

ぼくは本当に頭が硬いので、少し前まで”素材至上主義”な考え方が頭から抜けませんでした。

例えば「ニットなら保温性の高いウールやカシミヤに限る」「ライダースジャケットは経年変化を楽しむため本革に限る」などなど。

 

そんなぼくの考えを壊してくれたのは日本が世界に誇る有名ブランドのCOMME des GARCONSでした。

ブランドのコレクションを見たり触れたりしていると、ライダースやレザーパンツに人工皮革を使っていることもあって。

 

今まで人工皮革を使った服作りをするのは商品を安く作って多く売ることを目的とした低価格帯のカジュアルブランドだけだと思っていました。

しかしそうじゃなくて、あえて天然ではなく人工皮革を服作りに使うこともあるんだと。

天然皮革にしか出せない雰囲気が、人工皮革にしか出せない雰囲気がそれぞれあるから。

デザイナーズブランドは考えもなしに高級な素材を使うのではなく、”その服を作るために最も適した素材を使っている”ということに気付かされたのです。

 

今をときめくブランドであるFACERTASMのアイテムにも、SAINT LAURENTのアイテムにも同じようなことを感じた経験があります。

本当に服作りのことを深く考えているブランドこそ、”その素材にしかない魅力”を深く考えているのでしょう。

 

それを知ってからは、素人なりにそこまでを加味して洋服を選ぶようになりました。

ニット=保温性の高いウールまたはカシミヤが正義と、全ての場面でそう言い切れる訳ではなくて。

JAQUARD NUMBERING KNITは素材にアクリルを74%、コットンを26%配合した生地が使われています。

 

素材や生地の選択には先ほど書いたように”デザインを際立たせるため”という理由以外にも色々なものがあって。

個人的にこのニットをアクリル多めにコットンを配合して作っている背景には、春に着るニットだから冬物ほどの保温性は持たせないように。

ただ化学繊維の中でも保温性が高いアクリルを80~90%も使ってしまうと風通しが悪くなってしまうため、コットンを配合した。

そんなところではないかな、と想像してみました。

 

今もこのニットを着ながら記事を書いているのですが、冬物のウールで作られたニットばかり着ていた時期から気分を春へシフトするにはとてもいい。

発売当初もこいつがシーズン立ち上げと共に、真っ先に入荷したようですが、当時(1月からでも)すぐに着れるアイテムであること。

かつ一足先に春気分を味わえる、という理由があってのことだったのではないでしょうか。

年明け頃から感じていた冬服へのマンネリを吹き飛ばしてくれる素晴らしいニットです。

 

Episode no.,ニット探しはまだまだ続く

今回はEpisode no.,1よりJAQUARD MUNBERING KNITのご紹介でした。

このブランドが作るニット、上質で本当に好きなので基本的には見つけ次第買い漁っています。

正確には見つけて、デザインを気に入って、サイズが合って、状態もそこそこ良ければの場合ですが。

 

もう終わってしまっているブランドなので中古で買い集めるしかないのですが、今後もまだまだ集めていきたいところ。

いつかEpisode no.,9~0まで、1着ずつでも集められたらいいな。

手編みのガウンは元々の生産数自体が非常に少ないためほとんど見かけないのですが、いつかはそれも欲しいところ・・・。

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いわた

いわた

洋服の経年変化を愛でるファッションブロガー。自分で着たい服を作ることも。 個人ブログ「いわタワー」も運営しています。

【4月28日(日)】映画「The True Cost」上映会を開催します



2019年4月28日(日)に新宿にて映画「The True Cost」の上映会を開催します。

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洋服が好きな人のみならず、全ての洋服を着る人々に見て欲しい作品なので、上映会を開催することにしました。

ファッションとは何か、なぜ人は服を着るのかを今一度考える機会に必ずなってくれます。