80年代ヴィンテージのA-2ジャケットを購入。無骨なミリタリー感に惚れ込む

ミリタリー系のアイテムや、そんな要素は持ちつつも無骨になりすぎないための適度なゆるさを持つアイテムが好きなぼく。

冬はどちらかというとより無骨寄りな服装を試してみたいと、毎年思う傾向にありました。

そんな欲求が込み上げてきたからなのか、つい最近初めてヴィンテージの軍モノアイテムを古着屋さんにて購入してみたのです。

 

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80年代のA-2 デッキジャケット

ヴィンテージのA-2デッキジャケット。

A-2と聞くとレザージャケットを思い浮かべたぼくですが、それはどうやら別物で『フライトジャケット』のことらしく。

デッキジャケットにも種類がいくつかあり、A-2という名称はここにも存在するようなのでした。

80年代のアイテムをヴィンテージと呼ぶんだ・・・。普段から好きで聞いている音楽が80年代のバンドだからなのか、そこまで古いといった印象を抱きませんでした。

日本でBOOWYが活躍していた頃にアメリカの海軍でこのジャケットが現役だった。そんな風にして過去の歴史を辿ります。

そもそも「ヴィンテージ」の定義がイマイチ理解ができておらず。古着業界では「古くて希少価値の高いもの」をそう呼ぶんだとか。なかなか曖昧です。

要するに何十年前のアイテムだからヴィンテージ、と一概に決まる訳ではなく、アイテム毎の玉数が多いか少ないかによってもそう呼ばれるみたいですね。

A-2デッキジャケットはぼくが既に持っているN-1の後継モデル。N-1はかなり玉数が少なく探すとなれば安くても2万円〜が相場なんだとか。

以前、高円寺の古着屋『サファリ』にてN-1を見つけたとき、その価格は7万円台後半だったと記憶しています。

ぼくが持っているN-1はレプリカですが保温性も抜群で気に入っている。でも、ゴリゴリの古着屋さんに着て行く勇気はありません。

 

本物のヴィンテージA-2を観察してみる

せっかく初めてヴィンテージ古着を買ったので、その細かなディテールを観察してみたいと思います。

さほど知識がある訳ではないので記事を書きながら色々と調べてみたり。その過程でぼく自身も知識を付けていきたい。

 

普段からカーキ色のアイテムは好んで着用しているのですが、軍モノのヴィンテージで手にするのは初めて。

まだまだ色が残っている状態のいいモノだと店員さんに勧めて頂いたのですが、いかがでしょうかこの色合いは。

新品の古着にはない独特の男らしい雰囲気がバシバシ漂っています。これぞ古着の魅力。

いかんせん薄い顔かつ特徴のないぼくの場合、綺麗な服だけで全身を固めると何の味もない退屈なコーディネートが完成してしまう。

それはちょっとつまらないので、最近はそうならないように無骨な匂いのする古着アイテムを積極的に取り入れています。

 

背中にはステンシルプリントで文字が刻まれています。

さすがに擦れてしまってハッキリとは読み取れないのですが、”CV-70 G-1 34 WEAPONS”と書かれているように見えます。

ステンシルとは古着によく見られる、洋服に絵や文字をプリントするために使う技法のひとつ。

まだまだ今のように多くのプリント技法があった訳ではないので、当時はステンシルプリントが主な手法として多用されていたのでしょうか。

現行のブランドが古着ライクな洋服を作るときにもかなりの頻度で採用される、無骨で昔ながらの雰囲気を加えたいときにはもってこいの方法ですね。

 

フロントの胸ポケットに刻まれた”FLORES”の文字はプリントとは違い、後からマジックペンで書き足されたであろうもの。

アメリカ海軍で80年代に勤めていたフローレスさんのユニフォームなのでしょう。どんな人だったのか、少しだけ気になってくるな・・・。

 

アメリカ人は体格がいいだけあって、特に軍モノのアウターなんてアームが太すぎてぼくが着ると不恰好になるんじゃないかと思っていました。

しかし思っていた以上に細めのアーム。

カーキと無骨な色をしているだけあって、それでいてシルエットまで大きかったら無骨になりすぎるところだったのでちょっと嬉しいです。

羽織ってみると身幅にはやや余裕があるみたいなので、真冬にはインナーを着込んでも余裕がありそう。

 

N-1に同じく袖部分にはリブが搭載されています。アウターってこれがあるのとないのでは、防寒性に大きな差が出てきますよね。

全ては外の冷たい風をアウターの内側に取り込まないための工夫。

 

両サイドに搭載されたアジャスターで身幅は絞ることができるので、インナーをそこまで着込まない場合はこれを使うのが良さそうです。

袖のリブと同じように外の冷たい風が内側に入り込まないよう、しっかり絞りながら着たいところ。

これからの寒い季節はできるだけ洋服を体に密着させて、温かい空気を逃さないようにしたいですからね・・・。

 

ジッパーは今でも多くのブランドで採用されているYKK製。古い服らしく持ち手が右側に付いていて、心なしか大きくて無骨なシルエットをしています。

 

ジッパーを引いて開いてみると、内側には恐らくポリエステル製のフリースがぎっしり。

さすが海上で冷たい風を浴びる海軍に向けられたアイテムなだけあって、この辺りの作りは徹底されています。

重厚な重量感と頼り甲斐のある保温性に、真冬でも活躍が期待できそうです。

 

この裏地、見頃部分だけかと思いきや袖部分までばっちり行き渡っています。

なんとも贅沢な仕様・・・。細めのアームと相まって抜群の保温性を再現してくれそうです。

 

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古着ってやっぱり、面白い

まだまだ古着を着るようになってから歴は浅いのですが、今まで新品の服を見てきただけじゃ絶対に知らなかった発見が多々あって本当に面白いですね。

お店に並んだ昔の服。各国が最も豊かだった頃に生産された服は細部までディテールが凝っていたり、素材使いが豪華だったりして、発展と好景気の匂いがプンプンしてくる。

生地や品質に強いこだわりを持つタイプの服好きなぼくは、古着のそういった面にも強く惹かれているのかもしれません。

今の時代、並みのブランドじゃ絶対に作れないだけの贅沢な素材使いによって作られたそれらはもう、とんでもなく高い品質を誇っていて。

ただ今まで古着に手を出してこなかったのはサイズ選びが難しいことが原因としてあったのかもしれません。

着丈ジャストでも袖が長かったりアームが太かったりで、なかなか納得のいく洋服に出会うのは難しい。

でも、だからこそ本当にピッタリな1着に出会ったときの喜びも大きいのかもしれませんね。

 

今、当たり前のように多くの服に採用されているディテールや縫い方の起源を知ることができるのも、また面白い。

全ての編み方、縫い方、ディテールは意味と理由があるからこそ生まれた。そのスタート地点を、当時の服に学ぶことができる。

 

A-2ジャケットで個人的に面白いと思った部分は、脇の下における見頃と袖の縫い合わせ方でした。

ここをただビシッと縫い合わせたのでは脇の下に余裕が生まれず、腕を動かす際に窮屈さを感じてしまう。

特に軍モノともなれば腕の動かしやすさは重要になってくるはずなので、そこに配慮しての作りなのでしょうか。

三角形にマチ(?)を作ることで腕の稼働範囲に余裕を持たせるための縫い合わせ方なのでは、と個人的に推測しています。

 

繰り返しますが、買った古着をこうして眺めていると、「あれ?このディテールは何のためにあるんだろう?」と疑問に思うポイントが絶対にひとつはあります。

その疑問を店員さんにぶつけてみたり、自分で考えてみると必ず答えが存在する。

やっぱり全ての洋服が生まれたことにはきっちりとした意味があるんだと、古着は教えてくれるんですね。

新品にはない独特の渋い雰囲気を求めて買ってみるもよし。洋服マニアにとって、古着とはたまらなくロマンの詰まった存在なのでした。

関連記事▶︎いつか絶対に着たかった、オリーブ色のデッキジャケット。

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