積極的に接客してくれる服屋の店員さんが少しだけ苦手だっていう話

洋服は基本的に実物を見て気に入ったものを買うようにしている。

買うかどうかの判断基準はそれだけに思えるけれど、多かれ少なかれ店員さんの人柄も要素のひとつにはあると思っています。

店員さんの人柄がよかったから買う。商品に対する説明を聞いて余計に欲しくなったから買う、とか。

ぼくは店員さんによる商品の説明を聞いて、その服が出来上がるまでの背景にあるお話を聞いて余計に欲しくなり購入を決めるタイプ。

そういった説明をたくさんしてくれる店員さんが好きです。

 

ただ、割とコミュニケーション能力に欠けるぼくの場合、長く通いたいお店と、少し行きづらいと感じてしまうお店が割と明確に別れてしまいます。

例え好きなブランドの洋服を取り扱っているお店であっても、行きづらいと思ったら入ることはあまりなくて。

ぼくにとって、通いたいと思えるお店と行きづらいと感じるお店の違いはどこにあるんだろう。今日はそんなことを考えてみたいと思いました。

 

スポンサーリンク

ちょっと行きづらいな、と感じてしまうお店

申し訳ないけれど、ちょっと行きづらいと感じてしまうお店は、ぼくが住む街にもいくつかあります。

行きづらいと感じてしまうお店の特徴。ざっと挙げてみると以下のような理由がありました。

 

・ぼくのこと(仕事や年齢、趣味思考について)をガンガン聞いてくる店員さんがいる

・手に取った服に関する説明を止まらないマシンガントークでしてくれる

・お店で取り扱っている商品に対してなんだか自信がありそうな感じ

 

あんまり外交的な性格ではないぼくは、初対面の人にパーソナルな質問を突っ込まれると少し距離を置いてしまいがちなんです。

その場では自分でも楽しく話せるんだけど、2度目はないというか。

2回目に行ったときも同じテンションで会話できる自信がありません。

人付き合いの全てに共通して言えることですが、誰かと接するときは回数を重ねながら徐々に仲良くなっていくのが理想的。

いきなり個人的な色を出しすぎてしまうと、少し時間を置いて再会したときにどんな距離感で話をすればいいのかわからなくなってしまうんです。

ある程度、離れた距離を取ってくれる人が理想的。嫌いな訳では絶対にありませんが、気まずい気持ちを抱えてしまうのでもうお店に入りづらくなってしまいます。

 

行きやすいな、と感じるお店

反対に「ここはとっても行きやすいな」と安心感を感じるお店の特徴を挙げてみたいと思います。

 

・店員さんがパーソナルな質問をほとんどしてこない

・近づきすぎず離れすぎずの適度な距離感を保ってくれる

・ある程度、自分のことを放っておいてくれる

・なんなら通っているのに店員さんもぼくも、お互いの名前すら知らないまま

 

まとめてみると、放っておいてくれるだけの距離感を心地よく感じるのでしょうか。

「ははっ、お客様!」なんて上げるような接し方でもなければ、年下だからといって下に見るような雰囲気でもなく。

いくつか商品を手に取れど、その全てを説明してくれる訳でもなく。本当に気になってじっと眺めている商品があれば、補足情報を教えてくれる。

この点に関しては、心地よさを感じさせてくれるお店の店員さんはお客さんのことを本当によく見ているんだな、と思います。すごい。

 

ぼくが住んでいる街には家から徒歩圏内の場所に洋服屋さんがいくつかあるので、足を運ぶこともしばしば。

人気のお店、長く続くお店に共通して言えることは、店員さんがお客さんと適度な距離感を保っているということなのでした。

常連のお客さんと仲良くなってお店の前で一緒にタバコを吸っている・・・みたいなお店もあって、それはそれで素敵な形だと思います。

ただ、内向的なぼくにはそれって少し難しいのかもしれない。輪の外からその光景を見たら、そのお店には入れなくなってしまいます。

「あの人、今タバコに火をつけたばっかりだしな。ぼくが入ったらすぐに火を消して店内に戻ってくれるんだろう」

そう考えると、なんだか申し訳なくもなってしまいます。

 

不定期にでも通っている古着屋の店員さんは、行けば「お久しぶりです」と丁寧に挨拶までしてくれて。

それだけ行っていても、ぼくも店員さんもお互いの名前すら知らないまま。

 

「今日はお仕事、お休みですか?」

その一言があるくらいで、あとはお店にある洋服の話、ぼくが気になって切り出した、店員さんが身につけている洋服の話だけで会話が進んでいきます。

 

都内にまで足を運んで買い物をするのが最近は少し面倒で、近くの素敵な古着屋さんに興味を持って通うようになったぼく。

よく行くお店はいい服を置いているかどうかよりも、ホッとする距離感を保ってくれる店員さんがいるかどうかだけで決めているみたいです。

ちなみに家から駅へ向かう途中にも何件か洋服屋さんの前を通るのですが、それらのお店に入ることはほとんどなく。

平日の昼間に何度も前を通るため、「あいつは何もしないでフラつきやがって、怪しいな奴だな」と思われていそうだから。

きっと自分が気にするほどは見られていないし、思われていないし、勝手な被害者意識なはずですがなんとなく。

(なんなら前に一度、何食わぬ顔で入ってみたら「うちの前、よく通られますよね。来てくださったのは久しぶりですか?」程度の反応だった。全然優しい)

 

余談ですがぼくは美容室も苦手で、最大の理由は近距離にいる慣れない人と沈黙の時間が続くことに耐えきれないから。

コミュニケーション能力に欠けている割に沈黙が苦手という難癖を持つぼくは、今まで美容室へ行くと意味もなく鼻をすする音を立てることがありました。

あまりにも繰り返すので美容師さんに「鼻炎ですか?」と聞かれ、「すみません違うんです・・・」と返した途端、謎の空気を作り上げることも。

 

今通っている美容室では、決まって同じ方を指名しながら髪を切ってもらっていて。

初めて行ってからおよそ1年が経った今でも、ぼくも美容師さんもお互いを名前で呼んだことは1度もありません。

それどころか平日の昼間に予約を入れるぼくのことをまだ、大学生だと思われています。

「今は夏休みですか?」と聞かれたとき、油断していたぼくは「そうなんです、9月末まで」と答えてしまった。

今さら「すみません実は社会人なんです」とも言えないので、いっそこのままでいい気もしています。

The following two tabs change content below.
いわた

いわた

洋服の経年変化を愛でるファッションブロガー。自分で着たい服を作ることも。 個人ブログ「いわタワー」も運営しています。

YouTubeチャンネル「いわたの偏愛コレクション」