英字Tシャツを着る大人の気持ち。

学生の頃は、自分よりも年上の人たちがなぜ、フロントに大きくシンプルな英単語の書かれたTシャツを着ているのか。

その意味が全くわかりませんでした。

まさか「BOY」という単語の意味もわからずに、それを身にまとっている訳でもなかろう・・・。

今ならその気持ちをわかるようになったぼくは、ファッションを自己表現方法のひとつとして受け入れる余裕ができたのかもしれません。

 

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着るメッセージとしてのファッション

かくいうぼくも、大学生になりたての頃はフロントに大きく英字の書かれたTシャツを堂々と着ていました。

当時流行っていたBOY LONDONの、「BOY」とプリントされた半袖Tシャツを着て。

そこには何かファッションを通じて自己表現をしたいという思いや、込めたメッセージは特になく、単純にカッコいいと思っていたから。

 

しばらく経って20歳を過ぎた頃、持っていた英字Tシャツを突然カッコ悪いと思うようになり全処分。

なんだよBOYって・・・なんて気持ちでした。お前、「少年」っていやいや・・・。

 

それでも最近になってまた、英字Tシャツを割と抵抗なく着るようになりまして。

3年間でぼくに訪れた変化はきっと、ファッションに対してもっと多角的に考えるようになったからなのでしょう。

 

それまでのぼくは、ファッションを「自分を着飾るためだけのツール」として考えていました。

今は少し違って、それプラス自己表現をするための一手段、そして自身の信念を発信するためのツールとして。

「着るメッセージ」としてのファッションの一面に気付いたのです。

 

Maison Margielaが「エイズTシャツ」に込めた想い

ファッションは時として、大切なメッセージを目にした人に伝える役目を果たします。

その具体例としてここで挙げたいのが、Maison Margielaの代表作である「エイズTシャツ」

 

ブランドを代表する有名なデザインTシャツであるため、街を歩けばおしゃれな人が着こなしている姿を目にしたことがあるかもしれません。

でも実はこのTシャツ、おしゃれなデザインだけがその役割を担っている訳ではなくて。

左肩から右肩にかけて刻まれたメッセージ。その一部は首部分にあるため、着ればそのちょうど真ん中は隠れて見えなくなってしまいます。

 

しかしそれがブランドの狙い。

外から見ればメッセージの全てを読み取ることはできないため、気になった人が「そのTシャツ、何て書いてあるの?」と問うたとき。

そこで初めてTシャツをきっかけに会話が生まれ、刻まれたメッセージが持つ真の意味を、着ている人は説明する機会を持つのです。

「すべき活動はもっとあるが、このTシャツを着ることは良い始まりだ」

 

このTシャツを着た人は、難病であるエイズと戦っていく意志を持っているという、強いメッセージを発しています。

ブランド側も売上の一部をエイズ撲滅へ向けて専門機関に寄付。

Tシャツを買う購買活動、着て自身のファッションにメッセージ性を持たせる活動は活きているのです。

 

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ユーモアを楽しめる余裕が出てきたのかもしれない

夏に購入した「TANGTANG」のTシャツ。

そうして英字Tシャツを買うようになり、ファッションによりメッセージ性を持たせるようになってきたこの頃。

10代の頃は「あいつ胸元に”少年”って書いてあるよ」なんて笑われないかな・・・と周りの目を気にしてばかりいました。

 

今ではそれもなくなり、むしろ英字Tシャツを好んで着るようになり。

ファッションに対してより多角的な考えを抱くようになり、着飾ることに精一杯だった頃よりは余裕を持つことができるようになったのかもしれません。

デザイナーズブランドが発信している、ユーモア溢れる日本語Tシャツにとても興味があります、最近・・・。

今まで以上に表現の幅が広がった気もしていて、洋服を着ることが楽しいです。

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某ブランドのパロディーTシャツを販売していたところ、本家からお叱りを受けてしまいました。

よってプリント部分を隠しつつ、ハンドペイントやブリーチを施してオリジナルのTシャツにリメイク。

それぞれ完全に一点モノとして生まれ変わったTシャツを販売しています。